ボーカルレコーディングでリフレクションフィルターを使うべき理由
- 2020.01.29
- 2024.08.09
- レコーディング
何のために使うの?
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
よくアーティストのレコーディング風景で見られる「リフレクションフィルター」。
マイクの後ろにつける、このようなアイテムです。
これは一体何のために使われるのか、解説していきます。
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リフレクションフィルターの効果
リフレクションフィルターは、マイクが最も反応しやすい部分に来てしまう不要な音をさえぎる役割があります。
上の画像のように、リフレクションフィルターを使わないと反射した音がマイクに到達してしまいます。
つまり、リフレクションフィルターを使わないと、歌ったときの声は自分の前・横などさまざまな方向に拡散してしまいます。
そして拡散された音は壁にぶつかると跳ね返り、「反響音」としてマイクが拾ってしまいます。
この反響音があると、声がキレイに録音できなくなってしまいます。
上の画像は、リフレクションフィルターを使った時の例です。
反射した時の音がフィルターによってガードされていることがわかります。
また、自分が発した声もリフレクションフィルターで遮断されます。
前の方向に音が飛んで行き、その音が反射してマイクの元に戻ってきてしまうこともありません。
生活音を遮音するはたらきもある?
このように考えている方もいるでしょう。
確かにそうなのですが、マイクによってはマイクの後ろ側から来る音はさほど拾わないものもあります。
マイクの指向性によってはマイクの後ろから来た音も拾ってしまったりするので、そのような場合はリフレクションフィルターの効果が出やすいです。
反響音を完璧にさえぎるわけではない
リフレクションフィルターは、部屋の反響音を100%遮断することはできません。
しかし、これを使うことでかなり音に違いが出ることは間違いありません。
実際に、プロのレコーディング現場ではリフレクションフィルターや、それに相当するアイテムが使われます。
リフレクションフィルター自体はそこまで高価ではありませんので、よりレベルアップしたボーカルレコーデイングをしたい方はぜひご利用ください。
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Amazonでもリフレクションフィルターはたくさん販売されています。
卓上タイプやマイクスタンドにつけるものなどさまざまなタイプ・価格帯で売られていますので、自分の予算や環境に合わせてチェックしてみてください!
よりキレイにレコーディングするためには?
レコーディングにおいて一番避けたいのが、いらない音をマイクが拾ってしまうということです。
基本的に、最もマイクが音を拾いやすいのはマイクの先端部分(自分の目の前)です。
つまり、反響音などのムダな音がこの位置に来ないようにすれば、かなりキレイに音が録れることになります。
「自分の背後に吸音材を置く」などの工夫があるとさらにキレイにレコーディングできますが、この方法についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください↓
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