ギターを習うなら何歳からがベスト?世界展開する音楽教室が解説!
- 2025.03.27
- 2025.03.25
- ボーカル・楽器演奏

今回は、アメリカ発の音楽教室・School of Rockが教える「ギターを習いはじめるなら何歳からがベストなのか?」をまとめました。
School of Rockは1998年に創業し、現在はアメリカ・南米・アフリカ・アジアなど、世界展開している音楽教室です。
この記事では、このスクールのギター講師・Mattが「何歳からギターを始めるべきか?」を解説します。
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「楽器を習うのは早ければ早いほどいい」は本当か?
よく「楽器を習うのは早ければ早いほどいい」というお話を聞くでしょう。
「幼少期から楽器を習っていると数学の能力が上がる」とか「読書のスピードが上がる」「自尊心や自信が持てるようになる」などという研究結果もあります。
加えてギターは「一生楽しめる楽器」でもあるので、習うことで人生が有意義になることは間違いありません。
しかし、当スクールとしては必ずしも「楽器を習うのは早ければ早い方がいい」とは考えていません。
ギターを習うなら何歳からがベスト?
当スクールとして、ギターを習いはじめるのにベストな年齢は「7歳」だと考えています。
もちろん生徒(子どもたち)は一人ひとり違いますので、絶対に7歳からがベストだと言い切ることはできません。
しかし、7歳ごろになると多くの子どもたちが「ギターを弾くのに適した体の成長」を遂げているので、この年齢からはじめるのがベストであることが多いです。
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自分の子どもはギターを習う準備ができている?4つのチェック項目
子どもがギターを習いはじめる準備ができているかチェックするには、「子どもがギターをストレスなく構えることができているか?」が大きなポイントになります。
手が小さすぎると指を痛めたり、ギターが重いと感じると肩や腕を痛めることにつながるためです。
次の4項目がクリアできているかを確認しましょう。
1.腕を限界まで伸ばさなくてもネックの先端まで握れるかどうか

ひじをピンと伸ばさなくても、ネックの先端(上記画像で言うと右端)を握れるかどうかを確認しましょう。
上記画像のようにひじを完全に伸ばさないと1フレット目に届かないという状態だと、ギターが大きすぎるので演奏に大きな負担がかかります。

上記画像のように、ひじを軽く曲げた状態で1フレット目に指が届くことが理想です。
一般的なギターだと大きすぎることがあるので、子ども向けの小さいサイズのギター(ミニギター)からはじめるのもよいでしょう。
子ども向けのおすすめミニギター(1万円ぐらい)
無理なく弦を押さえたり構えたりできるかどうかをチェックしてみてください。
2.30分間休憩なしでギターに集中できるかどうか
「かっこいいロックスターになりたい!」と、ギターに強い興味を示しているかはとても大切なチェック項目です。
自発的なモチベーションがあるだけでギターの習得速度はグンと上がります。
よりわかりやすく言うと「30分間休憩なしでギターを触っていたいと思えるかどうか」はポイントです。
ギターの習得にはある程度の集中力が必要ですので、30分間ギターに集中できるかどうかを目安にしてみましょう。
3.指が独立して動くかどうか
最低限「1本1本の指が独立して動くかどうか」はギターを弾く上で大切なポイントです。
特別な身体能力は必要ありませんが、ギターはフレットや弦を押さえて演奏する楽器ですので、指の動きはしっかり確認しましょう。
4.精神的に成長しているかどうか
ギターを習うときに必要なのは「ギターを教えてくれる人の話をよく聞けること」です。
子どもがあまりにも幼いと、人の話を集中して聞けず、レッスンにならないことがあります。
レッスンをしっかり受けられるほど精神的に発達していることも重要なポイントです。
子どもにギターを習わせるときのコツ6つ
ここからは、子どもにギターを習わせるときにぜひやってほしい6つのコツをご紹介します。
子どもにギターを習わせるコツ1.適切なギターを選ぶ
すべてのギターが同じように作られているわけではありません。
大きさ・形・重さ・弾きごこちはギターによっても違いますし、演奏する人によっても違います。
自分の体に合わないギターを選ぶと、ギターを演奏することがストレスになってしまい、ギターが嫌いになってしまいます。
そのため、より楽しくギターを弾くためにも、より早くギターを習得するためにも、自分に合ったギターを選ぶことはとても重要です。
例えば子供向けのミニギターなどもありますので、まだお子さんの体が小さい場合はぜひこのような小さいギターからはじめてみてください。
子ども向けのおすすめミニギター(1万円ぐらい)
子どもにギターを習わせるコツ2.適切なピックを選ぶ
まだ指の力が十分に発達しておらず、指がやわらかい子どもの場合は、指でギターを弾くと大きな負担やストレスになる可能性があります。
そのため、はじめから指弾きをさせるのではなく、ギターピックを使って演奏することからはじめることも検討してみましょう。
ギターピックも滑り止め(ゴム、ラバー)がついているピックもありますので、お子さんが握りやすいと思う素材や大きさのピックを選びましょう。
もちろん、習っているギターの先生におすすめを聞いてもOKです。
子どもにギターを習わせるコツ3.毎日最低20分は練習する
練習の習慣をつけるため、20分間だけでもいいので、毎日練習するようにしましょう。
集中力がついてきたら、練習時間を少しずつ伸ばしてみましょう。
毎日練習する習慣を身につけることで、自分で練習スケジュールを考える力も身につきます。
子どもにギターを習わせるコツ4.使う弦の種類をよく考える
ギターの弦の種類は、弾きやすさに直結する重要なポイントです。
「ライトゲージ」と呼ばれる弦は、弦が押さえやすいため、子どもにおすすめです。
「ヘビーゲージ」と呼ばれる弦は、弦を押さえるのに少し力が必要なので、手が小さい子どもにはあまりおすすめしません。
弦の種類は、弦のパッケージに「LIGHT GAUGE」「HEAVY GAUGE」のように記載されていますので、購入前にチェックしましょう。
「ライトゲージ」のギター弦
「ヘビーゲージ」のギター弦
子どもにギターを習わせるコツ5.チューナーを使う
ギターを正しいピッチにチューニングすることは、ギターを演奏する上で欠かせない行動です。
正しい音程で練習することで、音感も鍛えられます。
チューナーは数千円で買えますし、「初心者ギターセット」などに付属していることもあるので、ぜひチューナーを活用して練習しましょう。
チューナー付きのおすすめ初心者ギターセットは記事の最後でご紹介します。
子どもにギターを習わせるコツ6.友達と演奏する
他の人と一緒に演奏することは、音楽における醍醐味です。
当スクール・School of Rockでは、生徒さんに他の人と一緒に演奏する機会も豊富に設けています。
もしギター教室に通うのであれば、ぜひ他の生徒さんと一緒に演奏できる機会がある教室を選んでみてください。
おすすめのギター教室は記事の最後にご紹介します
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ギターを習うのに年齢は関係ある?
ギターを習うのに、年齢は関係ありません。
「○歳だからもう遅い」ということもありませんし、「○歳だからギターを楽しめない」ということもありません。
実際に、当スクール・School of Rockでは、子どもから大人までさまざまな年齢の方を教えています。
今回は「子どもがギターを習うなら」というテーマでお話しましたが、大人の方が今からギターをはじめても全く問題ありません!
おすすめのギター教室と初心者向けのギターは下記でご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめのギター教室(子ども向けのレッスンに対応)
最後に、おすすめのギター教室をご紹介します。
子ども向けのレッスンに対応している教室をピックアップしましたので、まずはぜひ無料体験レッスンから始めてみてください。
Beeミュージックスクール(オンラインレッスンOK)
通常のギターコースに加え、「キッズギターコース」と「大人のギターコース」もあります。
EYS-Kids音楽教室(楽器が無料でもらえます)
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