人気作曲家が教える5つの作曲のコツ【ヒット曲を作る方法】

人気作曲家が教える5つの作曲のコツ【ヒット曲を作る方法】

今回は、世界的に大人気の音楽プロデューサー・Virtual Riotが解説する「あなたが知るべき5つの音楽制作テクニックをVirtual Riotが教えます」をまとめました。

Virtual Riotはエレクトロやダブステップなどの楽曲でヒット曲を連発しており、世界的に有名な音楽プロデューサーです。

そんな彼が、みなさんに作曲のコツを5つ教えます!

VIRTUAL RIOT Shares Top 5 Production Tips You Need to Know!

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ヒット曲を作る方法1.強烈なテーマを作る

作曲のコツ1つ目は「強烈なテーマを作る」です。

曲を作るときは「詳細部分をどうするか?」「ミックスを完璧にするにはどうすればいいか?」ではなく、「大きなテーマとなる音やフレーズは何か?」にフォーカスして作りましょう。

「あの曲みたいにカッコいいベースをメインにした曲にしたい」「教会のオルガンを使った曲を作りたい」など、その曲の中心となるテーマやトピックを最初に決めることで、あとはその周りに肉付けするだけで済みます。

僕(Virtual Riot)は、スマホに曲のタイトルになりそうなワードを書き溜めてリスト化しています。

単純に言葉をランダムに組み合わせただけのワードもあります。

そのリストにあるワードをメインテーマ(メイントピック)にして作曲をすることで、DAWの新規プロジェクトを作った瞬間から軸がブレずに作曲をすることができます。

ヒット曲を作る方法2.音楽理論の知識を磨く

作曲のコツ2つ目は「音楽理論の知識を磨く」です。

音楽制作ではソフトや機材の使い方をマスターすることも大切ですが、音楽理論を学ぶことは、作曲に大きく役立ちます。

実際に世界中の素晴らしい作曲家たちは、スケールやキーなどをしっかり理解して作曲しており、その音楽にとって最適な音を選んで作曲しています。

誰かと作曲をするときも、音楽理論がわからない人よりも音楽理論をわかっている人との方が会話がしやすいでしょう。

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ヒット曲を作る方法3.サンプルとプリセットをどんどん活用する

作曲のコツ3つ目は「サンプルとプリセットをどんどん活用する」です。

中にはサンプルやプリセットを使うのに抵抗がある人もいるのですが、僕自身はサンプルやプリセットパックを販売しており、サンプルやプリセットはどんどん活用してほしいと思っています。

例えば僕はシンセサイザーのサウンドデザインを学ぶとき、いいなと思ったプリセットをいじりながら学んでいます。

また、「ジャンッ」と1発だけのストリングスのサンプルをサンプラーに取り込んで、ピアノと同じようにストリングスが鳴らせるようにしたりもします。

サンプルやプリセットを使うことは全く問題もありませんので、ぜひ活用してください。

ヒット曲を作る方法4.自作のサンプル・プリセット集を作る

作曲のコツ4つ目は「自作のサンプル・プリセット集を作る」です。

「お気に入りのドラムサンプル集」「かっこいいシンセベースリスト」のように、自分が好きなサンプルやプリセットをリスト化・ライブラリ化しておきましょう。
プラグインによっては、お気に入り機能が付いている製品もあります

例えば自分で時間をかけて頑張って作ったサウンドなら、プリセット化したりリストに入れておけば次回使うときに時間短縮することもできます。

作曲で縛りプレイをしてみよう

自作のサウンドやプリセット集を使うときは、ぜひ「縛りプレイ」もやってみてほしいです。

例えば「ドラムサンプルを1つだけを使って作曲する」「このプラグインだけを使って作曲をする」などをしてみると面白いでしょう。

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ヒット曲を作る方法5.最低限のマスタリングで済むミックスをする

作曲のコツ4つ目5「最低限のマスタリングで済むミックスをする」です。

SkrillexやJOYRYDEなどの素晴らしいプロデューサーは、マスタリングチェイン(Stereo Out、マスターバス)にはリミッター以外ほとんど何も使っていないことが多いです。

ミックスの段階ですでに完成されており、マスタリングで細かく微調整をする必要がないからです。

JOYRYDE & Skrillex – AGEN WIDA [Official Audio]

彼らのようなプロデューサーは「マスタリングで必要なのは音圧だけで、それ以外はもう何も必要ない」というレベルまでミックスができているのです。

マスタリングチェインを使うのは最終段階になってから

マスタリングでEQやコンプレッサー、ステレオワイドニング(音を広げるエフェクト)などを使うこともあります。

中には、最初からマスタリングチェインにEQやコンプレッサーなどをかけておいて、その状態で作曲をする人もいます。

しかしこの順番で曲を作ってしまうと、ミックスやマスタリングになったときにできることが制限されてしまい、変更の余地がなくなります。

マスタリングチェインに変更を加えるのは、曲が完成間近になった最終段階だけにするとよいでしょう。


以上で「人気作曲家が教える5つの作曲のコツ~ヒット曲を作る方法~」の解説は終了です。

当サイトでは他にも人気プロデューサーによる作曲のコツをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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