【バンド】デスメタル系ドラムのミックステクニック【ドラムバス編】

【バンド】デスメタル系ドラムのミックステクニック【ドラムバス編】

今回は、Kohlekeller Studioが解説する「メタルドラムのミキシングテクニック」をまとめました。

こちらでは「ドラムバス編」として、ドラムのバストラックに関するミキシングテクニックを解説しています。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

動画内では、オーストラリア系フランス人によるデスメタルバンド「Monument Of Misanthrophy」の楽曲「Exeptionally Sandistic」で実際に使われたミキシングテクニックを、ミックスを担当した本人が惜しみなく公開しています。

楽曲はこちら↓

MONUMENT OF MISANTHROPY – Exceptionally Sadistic OFFICIAL VIDEO (Brutal Death Metal)

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ドラムサウンドをチェック

この楽曲のドラムをソロで聞くと、このようになります↓

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

それでは、ドラムバスのミックスについて詳しく解説していきます。

バストラックの音を聞いてみよう

まずは、ミックス後のドラムバス(ドラム全体)の音を聞いてみましょう。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

それでは、このトラックに行った処理を一つずつ解説していきます。

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ダイナミックEQ(Ozone)

まずはじめに、iZotope社「Ozone」のダイナミックEQを使って、400hz付近を抑えます。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

EQ(Pro-Q3)

次はPro-Q3で、メタルのドラムにおいて濁りやすい400~500hz付近を削りながら、ローカットして最終調整しています。

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Clipper(FLATLINE)

最後はSubmission Audio社の「FLATLINE」でClipperをかけます。

Clipperを使うことで、全体の音のトーンを変えることなく、音を前に出してよりラウドに聞かせることができます。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

SSL EQとSSL Compressor

最後に、SSL EQとSSL Compressor(ハードウェア)で最終調整です。

やることは先程のEQと同じで、高音域を少し足して、400~500hz付近を削っています。

その後、SL G mixbus Compressorに通しています。

コンプレッサーにかけた後の音はこのようになっています。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

8dBほどのリダクション量なので、かなり強くコンプレッションしていることになります。

しかしAuto Releaseの設定のおかげで、基本的には4dBのリダクション量になるようにし、音が小さい時には+4dBほど音量が上がるようになっているため「潰しすぎ」にならないようにしています。

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ドラム全体のサウンド作りに関するアドバイス

さて、このシリーズではシンバル類、スネア、キック、タム、ルームマイク、ドラムバスのミックス方法について解説してきました。

ドラム全体のサウンド作りに関して言うと、「よりモダンな音(現代的な音、今っぽい音)」と「フェイクの音(人工的な音、作られた音、サンプルっぽい音)」をどれぐらいの割合にしていくかが重要になります。

このシリーズでご紹介した方法を使って、ぜひご自身にとってベストなサウンド作りをしてみてください。

当サイトでは他にもドラムに使えるミックステクニックをご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください↓

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