【バンド】デスメタル系ドラムのミックステクニック【キック編】

【バンド】デスメタル系ドラムのミックステクニック【キック編】

今回は、Kohlekeller Studioのが解説する「メタルドラムのミキシングテクニック」をまとめました。

こちらでは「キック編」として、キックに関するミキシングテクニックを解説しています。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

動画内では、オーストラリア系フランス人によるデスメタルバンド「Monument Of Misanthrophy」の楽曲「Exeptionally Sandistic」で実際に使われたミキシングテクニックを、ミックスを担当した本人が惜しみなく公開しています。

楽曲はこちら↓

MONUMENT OF MISANTHROPY – Exceptionally Sadistic OFFICIAL VIDEO (Brutal Death Metal)

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ドラムサウンドをチェック

この楽曲のドラムをソロで聞くと、このようになります↓

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

それでは、キックのミックスについて詳しく解説していきます。

キックの音選び(使った音源)

まずは、キックのサンプルをソロで聞いてみましょう。

今回使ったのは、EZ Drummerのプリセット「METAL MACHINE EZX」と、Superior Drummer3のプリセット「Darkness」にあるキックの音です。

後者の方がより太く、アタック感があり、部屋鳴りのある音になっています。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

この2つの音を同時に聞くと、このようになります。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

EZ Drummerの方では、EQで92hz付近を少しだけブーストしています。

そして、前回の「リバーブ編」でご紹介したルームリバーブ「drumverb」を使っています。

Superior Drummer3の方では、ローカット+227hz付近を少し削っています。

この2つをまとめたキックのバストラックには、こちらのEQをかけています。

変にアタック感のあるような高音域はカットし、メタルやロックンロールらしいアタック感のある音を出すために、3000hz付近を少しブーストしています。

200hz付近はベースとぶつかりやすいため、メタルにおいては特に気をつけなくてはいけない音域です。

音はこのようになります。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

この後、もうひとつEQをかけています。

先程の1つ目のEQとほぼ同じ形になります。

それでは、バスにかけたEQをON/OFFで比較して聞いてみましょう。

THIS is how you MIX DEATH METAL DRUMS!

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サンプル選びが重要

今回は生演奏のドラムではなくサンプル(音源)のキックを使いましたが、必要な音が必要な分だけ鳴っている、ベストなサンプル選びをすることが大切です。


さて、今回のキック編はここで終わりです。

次回は「タム編」として、タムに関するミックステクニックを解説していきます↓

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