【DTM】2010年代の曲の特徴と3つの作曲法とは?
この10年で新しく出てきた作曲法はある?
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
技術も急速に進化してきたこの10年ですが、DTMをはじめとする音楽制作では、いったいどのようなサウンドやテクニックがよく使われてきたのでしょうか?
今回は、3つのテクニックを順に解説していきます。
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2010年代の特徴的な作曲法1.Super Saw(スーパーソー)
これは、Saw(ノコギリ波)を何重にも重ねる=レイヤーするという手法です。
たとえば、YouTubeで5億回以上再生されているMartin Garrix & Bebe Rexha の「In The Name Of Love」。
2016年リリースのこちらの曲では、ドロップ部分でこのSuper Sawが使われています。
0:54~
作り方は非常に簡単で、Saw波(ノコギリ波)のシンセサウンドを何重にも重ねればOK。
最初にピッチベンドで音程がだんだん上がるようにしたり、音量のオートメーションを付け足すと、さらにそれっぽいSuper Sawになります。
作り方:1:01~2:13
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2010年代の特徴的な作曲法2.ボーカルチョップ
ボーカルチョップも、2010年代に多用されたテクニックの1つです。
2010年リリース、YouTubeで3億回以上再生されているSkrillexの「Scary Monsters And Nice Sprites」で使われ、一躍有名になりました。
0:28~
ボーカルチョップは、通常のボーカルをサンプリング・切り貼りし、音程や長さを変えるなど、ボーカルをシンセとして扱うというテクニックです。
自分でボーカルを切り貼りしてもいいですし、すでにボーカルチョップ用のボーカル素材を使ってもOKです。
ちなみにSpliceでは、このようなボーカルチョップの素材をダウンロードできます。
作り方:2:57~3:36
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2010年代の特徴的な作曲法3.ジャンルを混ぜる
最後は「ジャンルを混ぜる」というテクニックです。
たとえば、Ed Sheeranの「Shape of You」はダンスホールのサウンド…
Justin Bieber、Luis Fonsi、Daddy Yankeeによる「Despacito」はレゲエのサウンド…
Aviciiの「Wake Me Up」はカントリーのサウンドを取り入れています。
これらの楽曲はいずれも、ポップスと他のジャンルのサウンド・サンプルを組み合わせて作られています。
Spliceなどではさまざまなジャンルのサンプルを使っていますが、これらを使いながら、上記の楽曲のようにジャンルをミックスした楽曲を作ってみるとおもしろいです。
ぜひトライしてみてください!
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