作曲・編曲

【DTM】クラブミュージックのサブベースに使うべき音程とは?

EDMやFuture Bass(フューチャーベース)みたいなクラブミュージックでサブベースを使うとき、気をつけるべきことはある?

このようなお悩みにお答えする内容です。

イギリスの人気DJ&音楽プロデューサーのCurbiに聞いた「"Whip It”の制作背景インタビュー」の内容をまとめました。

今回はそのうち、サブベースについて語られた部分をまとめています。

このインタビューでは、サブベースの基本的な使い方に加え、Curbi独自のサブベース論も語られています。

どちらも非常にタメになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

Curbi - 'Whip It' Track Breakdown in FL Studio

はじめに

今回インタビューの題材となった「Whip It」はコチラ。

非常にかっこいいダンスミュージックです。

Curbi - Whip It

ここからは、サブベースの基本的な使い方とCurbi独自のサブベース論をご紹介します。

基本的なサブベースの音域はどれぐらいがベスト?

[インタビュアー] 低音がブンブン鳴るようなクラブミュージックの場合、多くの音楽プロデューサーはベースにE・F・F#・Gの音を使っていますよね。特にハウスの場合はそうだと思います。
でもこの曲ではC・C#を使っているのがおもしろいですね。

クラブでは、サブベースは40~50Hzの間=E~Gがベストとされています。

実際にクラブで鳴らした時のことも考慮すると、この40~50Hz(E~G)ぐらいが最もイケてる音になるのです。

EDMやハウスなどのクラブミュージックの場合は、まず基本として40~50Hz(E~G)の範囲内にサブベースの音域をおさめてみるとよいでしょう。

Curbiのサブベースの使い方

先ほどのインタビュアーの言葉に対し、Curbiはこのように語っています。

僕はすごく低い低音(Super Low)のサウンドが好きですし、ちょっと違った感じに聞かせることもできるので、この音を使っているんです。

基本的にサブベースは40~50Hzぐらいがいいと言いつつも、さらに低い音が好きなので、その音域のサブベースを曲で使っているそうです。

実際に、この曲ではサブベースにC・C#がよく使われています。

サブベースも必ずセオリー通りに作らなければいけないということはなく、自分の好みで作るアーティストもいます。

特にクラブミュージックは大きいスピーカーで低音がガンガン鳴るような環境で聞かれることが多いため、このように低音域に対するこだわりがあると、リスナーも楽しみが増えるでしょう。

クラブミュージックのサブベースに使うべき音域まとめ

サブベースは基本「40~50Hz=E~G」の間がベストとされていますが、彼のように、最終的な音がかっこよければそれより低い音程でもOK!

「とりあえずサブベースを使ってる」という方は、ぜひ彼のようにこだわってみてはいかがでしょうか?

当サイトでは、他にもクラブミュージックに使えるDTMテクニックをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓


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