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【映画・オーディオ】サウンドバーとサラウンドスピーカー、どっちがおすすめ?

Soundbars vs Surround Sound Speakers: Which is Best for You?

今回は、Jonah Matthewsが解説する「サウンドバー vs サラウンドスピーカー」をまとめました。

自宅で映画を見たりゲームをするとき、より臨場感のある音声を楽しめる「サラウンドシステム」ですが、機材によってそのサラウンドを楽しめるかどうかが大きく左右されます。

特に家庭では、設置場所や値段によって「サウンドバーがいいのか、サラウンドスピーカーがいいのか」で悩む人も多いでしょう。

そこで今回は、サウンドバーとサラウンドスピーカー、どちらがおすすめなのを解説していきます。

「5.1サラウンドとは?」についてはこちらの記事でまとめています↓

サウンドバーとは?

サウンドバー(Sound Bar)とは、中に2つ以上のスピーカーが入っている細長いバーのことです。

中には12〜15個のスピーカーが入っている製品もあります。

中に入っているスピーカーの数や質は、その製品のメーカーや価格によって異なります。

ほぼ全てのサウンドバーはテレビの内蔵スピーカーよりも圧倒的に音質がいいので、家庭で映画や音楽を楽しみたいという人はサウンドバーを購入することが多いでしょう。

サウンドバーのメリット

https://www.youtube.com/watch?v=0RODosnW33s

サウンドバーのメリットは、大きく4つあります。

設置がカンタン

接続するケーブルが少なく、配線がシンプル
(多くの場合はケーブル1本をテレビにつなぐだけ)

場所を取らず、ただテレビの近くに置くだけ
多くても「メインのサウンドバーとサブウーファーの2つ」だけしか使わない

便利で使い勝手がいい

Bluetoothに接続できる製品も多い
スイッチ1つですぐ起動できる

部屋のインテリアになじみやすい

細長いので外観を邪魔しない
テレビのすぐ下に置けるので、テレビやテレビ台となじみやすい
サウンドバー自体がインテリアの1つになるスタイリッシュな製品もある

安い&予算に合わせて購入しやすい

通常のスピーカーに比べて、圧倒的に安い
数千円から数万円まで幅広い

サウンドバーのデメリット

スピーカーに比べて音質が劣る

高価なサウンドバーでないと高音質は望めない

アップグレードができない

基本的に「購入した製品に何かを追加すれば音質がもっとよくなる」ということがない
音質が気に入らない場合は新しい製品を買い直す必要がある
※「Sonos One SL」のようにスピーカーを追加できるシステムもありますが、レアケースです

ワイヤレス接続が不安定

Bluetoothなどのワイヤレス接続は、音質の劣化やラグ(時間差)ができてしまう
高価な製品でないと、ワイヤレス接続の質はあまり期待できない

サラウンドシステムスピーカーとは?

サラウンドシステムスピーカーとは、複数のスピーカーを使ってサラウンド環境を実現する時に使うスピーカーのことです。

この場合はスピーカーの他に、アンプもしくはレシーバーが必要になります。

https://helpguide.sony.net/ha/strdh77/v1/en/contents/TP0000965687.html

一般家庭では「5.1サラウンドシステム」が最もポピュラーで、実現しやすいサラウンドシステムでしょう。
5.1サラウンドシステム:メインのスピーカー5つ+サブウーファー1つ

アンプとレシーバーについてはこちらで解説しています↓

サラウンドシステムスピーカーのメリット

圧倒的に高音質

サウンドバーよりも圧倒的に音質がいい
スピーカー自体が大きいので、よりクリアで繊細な音を大きく出せる
※いいアンプやレシーバーがあれば、さらにパワフルな音を出せます

音の届く範囲が広いので、広がりを感じるサウンドを楽しめる
※車が右から左へ走っていくときの速さや距離感がリアルになるなど

好みのスピーカーを選んで使える

自分の好きなスピーカーを好きな組み合わせで使える
正面・左右・天井に使うスピーカーをそれぞれ自分で選べる
スピーカーの置き場所を変えるだけでまた違った音楽体験を得られる

アップグレードしやすい

後からよりよいスピーカーに買い替えて環境をアップグレードできる
※5.1サラウンドから7.1サラウンドにする、などもOK

値段がフレキシブル

安いスピーカーや安いアンプ・レシーバーもたくさんある
4~5年前の製品を中古で安く売っていることもある

物持ちがいい

壊れにくいので、長く使える
※適切なお手入れをすればさらに長持ち!

サラウンドシステムスピーカーのデメリット

配線が複雑

例えば5.1サラウンドシステムだと、スピーカー6つ+アンプorレシーバーの接続が必要
使うケーブルが多く、接続が複雑になりやすい

スピーカー選びが大変

「ホームシアター全部入りセット」のようなセットだと、選ぶ手間は省けるが非常に高価になりやすい
スピーカーセットではなく自分で選ぶ場合は、念入りな調査と知識が必要

ベストな環境を作るまでに時間がかかる

スピーカー選びや配線、位置調整などすると、どうしても時間がかかる
試行錯誤を経ないといいサラウンド環境ができない

サウンドバーとサラウンドスピーカー、どっちがおすすめ?

これまでの内容をまとめると、サウンドバーorサラウンドスピーカーをおすすめする人は以下のようになります。

サウンドバーをおすすめする人

・部屋が狭い、ホームシアター専用の部屋がないなど、部屋のレイアウトに制限がある人
・ケーブルの配線や接続の知識に自信がない人
・あまり部屋に物を置きたくない人
・高音質のためなら多少値段が高くてもいいと思える人

サウンドバーをおすすめしない人

・音質重視の人

サラウンドスピーカーをおすすめする人

・部屋の広さに余裕がある人
・ケーブルの配線や接続に抵抗がない人
・コスパ重視の人(安くて高音質がいい人)
・重低音を楽しみたい人

サラウンドスピーカーをおすすめしない人

・ケーブルの配線や接続が苦手な人
・部屋が狭いorあまり物を置きたくない人
・製品の調査や音響の勉強の手間を省きたい人

おすすめのサウンドバーとサラウンドスピーカー

最後に、おすすめのサウンドバーとサラウンドスピーカーを掲載します。

予算に合った製品があれば、ぜひチェックしてみてください!

おすすめのサウンドバー

おすすめのサラウンドシステムスピーカー


当サイトでは他にもオーディオやホームシアターに関する記事をまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓


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