【ギター初心者】フレットボードの場所と音程の覚え方 Part3 コードとオクターブ上下の音当てクイズ
- 2024.06.16
- ボーカル・楽器演奏
今回は、Fret Scienceが解説する「ギターのフレットボードの覚え方」をまとめました。
この記事ではPart3として「コードとオクターブ上下の音当てクイズ」を解説します。
Part2:サークルオブフォースを知ろう
Part3:コードとオクターブ上下の音当てクイズ
Part4:フレットボードの場所と音程を覚えるための練習方法4つ
特にギター・ベース初心者の方にとっては、どの弦の何フレットが何の音なのか覚えられないことも多いでしょう。
このシリーズでは、瞬時にフレットの場所や音程がわかるようになる方法をじっくり解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
スポンサードサーチ
ギターのフレットからコードを当ててみよう
Part2に引き続き、今度は単音ではなくコード名を当ててみましょう。
まずは、こちらの画像をご覧ください。
4,3,2弦の7フレットを押さえているコードです。
このコード名を当てるには、一体どのようにしたらよいのでしょうか?
まずは、わかりやすい5弦の開放弦(A)から考えていきましょう。
5弦の開放弦はAですが、ここから半音ずつ音を上げていくと、5弦の7フレットはEであることがわかります。
そして、押さえている弦はすべて「7フレット」で共通しているため、サークルオブフォースの通りにEから右へズレていきます。
3弦から2弦へ移るときだけ斜め右上に移動するので、2弦の8フレットはGとなります。
そのため、2弦の7フレットは半音下のF#(Gb)であることがわかります。
4弦の7フレットはA、3弦の7フレットはD、2弦の7フレットはF#なので、コードは「Dメジャーコード」であることがわかりました。
サークルオブフィフスを踏まえて考えると、コードもわかりやすくなります。
「オクターブ上」はどこにある?
それでは、次は「今弾いている音の1オクターブ上の音はどのフレットなのか」を当てる練習をします。
例えば5弦の5フレットはDですが、この音の1オクターブ上のDは何弦の何フレットなのかを当ててみましょう。
サークルオブフォースの図を見ながら当てていくと、まず5弦の7フレットはE…
4弦の7フレットはA…
そして、3弦の7フレットはDであることがわかります。
オクターブ上下のパターンは4種類ある
ギターのオクターブ上下の音をかんたんに当てる方法は、全部で4つあります。
2フレット上・2弦上
3フレット下・3弦上
3フレット上・2弦上
3フレット下・2弦上
ギターの6~3弦の間では、「2弦上+2フレット上」が「ちょうど1オクターブ上の音」になります。
1~2弦をまたぐ場合は、「2弦上+3フレット上」が「ちょうど1オクターブ上の音」になります。
別のパターンとして、「3弦上・3フレット下」も1オクターブ違いの音になります。
1~2弦をまたぐ場合は「3弦上・2フレット下」になります。
フレットボード上の「同じ音」を当てる方法
それでは、フレットボード上にある「同じ音」はいくつあるのでしょうか?
2弦1フレット「C」の例で見てみましょう。
オクターブ上下のフレットの見方(4パターン)を見ると、2弦1フレット「C」の場合はこのような位置関係でオクターブ上下の音が位置しています。
スポンサードサーチ
オクターブ上下の音はコードを弾くときにも役立つ
このようなオクターブ上下の音は、コードを弾くときにも重要です。
ギターでコードを弾くと、オクターブ上下の音を同時に弾くことがあります。
上の画像の通り、1つのコードの中で同じ音(オクターブ違い)を同時に弾くことがあります。
オクターブ上下の音はどれなのか・どこなのかを知っておくと、コードを弾くときも覚えやすいでしょう。
Cメジャーコードには、「2弦上・3フレット下」の形があります。
Aメジャーコードには、「2弦上・2フレット上」の形があります。
Gメジャーコードには、「2弦上・3フレット上」と「3弦下・3フレット下」の形があります。
Dメジャーコードには、「2弦上・3フレット上」の形があります。
ギターでフレットボードの位置を覚えるのはなぜ重要なのか?
ギターやベースでフレットボードの位置を覚えるのは、なぜ重要なのでしょうか?
これはギターやベースの特性上、演奏するときに一定の手の形や指の位置が、別のコードや音を弾くときとリンクするからです。
フレットのある楽器では、同じ位置・同じ手の形のままフレット上を移動することで、同様のスケールやコードを弾くことができます。
心理学的にも「人間が1度に覚えられる情報には限りがある」と言われており、1つ1つ別々に覚えるよりも、ある1つの法則に従ってひとまとまりで覚えてしまった方が楽になります。
特に、即興演奏をするときはその場で思いついたフレーズを瞬時に演奏する必要があるため、身体で感覚的に覚えている情報が頼りになります。
例えば「CメジャーコードはCとEとGだ」という覚え方ではなく、「メジャーコードは全部この手の形で弾ける」という覚え方の方がよいでしょう。
Part3の解説はここで終了です!
次回Part4では「フレットボードの場所と音程を覚えるための練習方法4つ」を解説していきます↓
-
前の記事
【ギター初心者】フレットボードの場所と音程の覚え方 Part2 サークルオブフォースを知ろう 2024.06.16
-
次の記事
【ギター初心者】フレットボードの場所と音程の覚え方 Part4 フレットボードの場所と音程を覚えるための練習方法4つ 2024.06.16