【ギター初心者】フレットボードの場所と音程の覚え方 Part1 フレットボードの基礎と音当てクイズ
- 2024.06.16
- 2024.11.01
- ボーカル・楽器演奏
今回は、Fret Scienceが解説する「ギターのフレットボードの覚え方」をまとめました。
この記事ではPart1として「フレットボードの基礎」を解説します。
Part2:サークルオブフォースを知ろう
Part3:コードとオクターブ上下の音当てクイズ
Part4:フレットボードの場所と音程を覚えるための練習方法4つ
特にギター・ベース初心者の方にとっては、どの弦の何フレットが何の音なのか覚えられないことも多いでしょう。
このシリーズでは、瞬時にフレットの場所や音程がわかるようになる方法をじっくり解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ギターのフレットボード上で動かせるのは「3方向」
まずはじめに、「ギターやベースのフレット上では3方向に動かせる」ということを覚えておきましょう。
具体的には、「縦」「横」「ななめ」の3方向に動けるようになっています。
横方向に動くと、フレットを1つ移動するごとに半音ずつ音程が上下します。
縦方向に動くと、弦を1つ移動するごとに半音4~5個ずつ音程が上下します。
画像のようにななめに動くと、ちょうど1オクターブずつ上下します。
まずは、この3つを念頭に置いてください。
ピアノで音階を振り返ってみよう
次は、ピアノで音名と音階を振り返ってみましょう。
ピアノには白い鍵盤=白鍵と、黒い鍵盤=黒鍵の2種類あります。
白鍵は、英語音名にすると「C,D,E,F,G,A,B(ドレミファソラシ)」の7音あり、いわゆるシャープやフラットがついていない音です。
一方、黒鍵はシャープとフラットで名前が異なり、2つの呼び方があります。
例えばDにフラットをつけた「Db」と、Cにシャープをつけた「C#」は全く同じ音になります。
EとFの間、BとCの間には黒鍵がありません。
このため、「Eのシャープ」はF、「Cのフラット」はBと言うことができます。
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横一列・円にして音階を見てみよう
すべての音を横一列に並べると、上記の画像のようになります。
全部で12音あります。
この12音を円状に並べると、このようになります。
※右に進むと半音上がり、左に進むと半音下がる
ギターはこの円のように半音ずつ順番に並んでいます。
12フレットに特別な印がついている理由
音階は半音ずつ順番に並んでいますが、特別なところだけわかりやすく印がついています。
上記の画像で言うと赤く囲んだところで、5弦と4弦の間の12フレット、2弦と3弦の間の12フレットに丸い印がついています。
なぜ12フレットにわかりやすく印がついているかと言うと、12フレット=その弦のちょうど1オクターブ上になるためです。
例えば、6弦の開放弦はE(ミ)です。
ここから半音12個上げると12番目のフレットにたどり着きますが、音階は全部で12個あるため、ちょうど1オクターブ上のEになります。
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クイズ:1弦の14フレットは何の音?
「14フレット」と聞くと、1フレットから半音ずつ数えるののに時間がかかってしまいます。
しかし「12フレット=開放弦の1オクターブ上」という法則を知っていれば、答えはすぐにわかります。
= 開放弦の音から半音2個上の音
つまり、1弦の14フレットはEから2つ上の音=F#(Gb)ということがわかります。
クイズ:1弦の9フレットは何の音?
同様に「1弦の9フレット」の音も当ててみましょう。
= 開放弦の音から半音3個下の音
開放弦Eから半音3つ下の音になるので、1弦の9フレットはDb(C#)になります。
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クイズ:4弦の9フレットは何の音?
それでは次は、4弦の9フレットの音を当ててみましょう。
先ほどのように12フレットから数えてもよいのですが、ここでは「2つ飛ばし」の数え方をご紹介します。
4弦の開放弦はDですが、フレットの印と円状の音階を見ると、とてもかんたんに音名を当てることができます。
フレットの印は、3フレット、5フレット、7フレット、9フレット、12フレットについています。
そして、Dから数えると3番目(半音3つ上)はF、5番目はG、7番目はA、9番目はB、12番目はDです。
「F・G・A・B・D」と、フラットやシャープが何もついていない分かりやすい音だけが並んでいます(ピアノで言うと白鍵のみ)。
このように、フレットの印の位置に沿って「2個飛ばし」で数える方法も活用できます。
クイズ:3弦の9フレットは何の音?
次は、3弦の9フレットの音を当ててみましょう。
数え方はさまざまですが、例えば…
・半音2個下はF
・そこからもう1つ半音下はE
このように考えることもできます。
フレットの位置と音名を1つ1つ覚える必要はない
ここまでいくかのクイズを出題しましたが、ここで覚えていてほしいのは「フレットの位置と音名を1つ1つ覚える必要はない」ということです。
フレットの印や音階の並び方・法則を知っていれば、何弦の何フレットが何の音なのかを瞬時に判断できるようになります。
Part1の解説はここで終了です!
次回Part2では「サークルオブフォース」を使いながらフレットの位置を覚える練習をしていきます↓
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