日本の伝統音楽っぽい曲を作るには?【リズムのポイント2つ】
- 2020.01.02
- 2024.08.06
- 音楽ジャンル解説
「日本のお正月」っぽい曲を作りたいな…日本らしい音楽って、どうやって作ればいいの?
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
Facts About Japanによる「日本の伝統音楽」についての記事をまとめました。
そのうち、今回は「リズム」に関する部分をまとめています。
(現在元記事は削除されています)
音楽初心者の方でも日本の伝統音楽の特徴をサクっと理解でき、誰でも「和」な音楽を作れるようになります!
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日本の伝統音楽特徴1:まばらなリズム
日本の伝統音楽の特徴の1つは「まばらなリズム」です。
ポップスにあるようなコード進行はなく、「1,2,3,4…」と特定のリズムを刻むのが難しいことがあります。
盆踊りなどお祭りの音楽はリズミカルで「ノレる」ことがありますが、琴や三味線を使う音楽の中には、ぽつぽつと音を鳴らすような雰囲気の楽曲が多いでしょう。
雅楽 想夫恋(全体二返)~平安時代末期・鎌倉時代の雅楽譜にもとづく再現~
伝統音楽デジタルライブラリー 箏演奏 「千鳥の曲」
日本の伝統音楽特徴2:「間」がある
日本の伝統音楽特徴2つ目は、曲中での「間」です。
曲中でときどき沈黙になることがあり、この沈黙の時間が「自然の動き・流れ」を音楽に反映していると感じられることもあります。
また、通常は非常にゆっくりなペースで曲がスタートし、曲が進むにつれてだんだん速くなり、そしてまたゆっくりになり、曲が終わっていく…という、間の取り方が変化していく楽曲もあります。
琵琶演奏 「那須与一」 ~伝統音楽デジタルライブラリー
波頭 ~伝統音楽デジタルライブラリー
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実際に聞いてみよう
それでは、さらにいくつかの日本の伝統音楽を聞いてみましょう。
聞いてみると、確かにリズムがまばらで、「間」が効果的に使われていることがわかります。
雅楽:越天楽 Gagaku:Etenraku
【能】殺生石【青陽会定式能 久田勘吉郎】
乱序 Ranjo
これらの音楽で使われている楽器やジャンルについては、こちらの記事で詳細をまとめています。
より「和」な音楽を作れるようになりたいという方は非常に参考になりますので、ぜひご覧ください↓
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