マスタリングのコツ

【DTM】マスタリングエンジニアでない人のためのマスタリング講座 Part5 参考曲の使い方

How to Master if You Are Not a Mastering Engineer

今回は、DTMerおなじみ、数々のプラグインを販売しているiZotopeが教える「マスタリングエンジニアでない人のマスタリングの仕方」をまとめました。

この記事ではPart5として「参考曲」について解説します。

マスタリングのコツ5:リファレンストラックを使おう

Part2でも少し触れましたが、自分の曲と似た曲=リファレンス曲をマスタリングの基準として使うことは非常に大切です。

「自分の曲を再生する→リファレンス曲を再生する」を繰り返し、最も聞かせたいパートがしっかり聞こえているか、低音域から高音域まで、各音域の音の聞こえ方などを比較してチェックしましょう。

iZotope社の「Ozone」であれば、リファレンス曲をOzoneに取り込むことで、リファレンスと比較しながらマスタリングをすることができるのでおすすめです。

初心者の方には「Elements」、中級者の方には「Standard」、上級者の方には「Advanced」がおすすめです。

ただし、リファレンスはあくまでも参考程度にしましょう。

全く同じようにしてしまうと、自分の楽曲の魅力が薄れてしまうことがあります。

リファレンス曲と同じようにマスタリングできないときは?

プロの音楽家になるには

マスタリングを頑張ったのに、リファレンス曲と同じように聞こえないということもあるでしょう。

しかし、リファレンスと同じように聞こえないからといって落ち込むことはありません。

リファレンス曲と同じぐらい、みなさんの耳や判断も大切な判断材料です。

「リファレンス曲と同じように聞こえるかどうか」を一番に考えず、「自分がいいと思うかどうか」「その曲の魅力を最大限引き出せているかどうか」を一番に考えることが大切です。


つづきPart6はコチラ↓


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