【作曲】楽曲の展開を盛り上げるトランジションの作り方3選
- 2020.01.17
- 2024.07.19
- アレンジ
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
トランジションは、いわゆるセクションとセクションのつなぎ目に入れる「曲の展開をサポートする要素」です。
(ここでは、「Aメロ」「サビ」などの曲における大きなブロックのことを「セクション」と言います)
たとえばBメロの最後からだんだん盛り上がるような音を入れたり、サビの頭で「バーン」と広がるような音を入れたり、などです。
今回は、ユニークな方法で「自分オリジナルのトランジション」を作る方法を3つご紹介します!
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曲を盛り上げる方法1.Sweep系エフェクト
1つ目は、Sweep系エフェクトを使う方法です。
「シューッ」とした音が出ます↓(0:08~2:38)
「盛り上がる→だんだん下がる」が1つのオーディオにまとめられているサンプルを使うのはもちろん、こんなやり方もあります。
2.そのシンバルのオーディオを複製して、2つ作る
3.2つのうち、片方のシンバルのオーディオを逆再生させる
4.逆再生した方をセクションの1小節目より前に、普通のシンバルの方をセクションの1小節目に置く
画像で見ると、このようになります。
画像:動画より
きれいにつながるのであれば、1つのトラックにまとめてしまってもOKです。
画像:動画より
2つのサンプルをきれいにつなげるには?
使っている素材は同じなのに、なぜか音のつなぎ目が不自然になることがあります。
(特にクラッシュシンバルなどの場合は、最初の「ガツン」というアタック音のせいでうまく繋がらないことがあります)
こんなときは、以下のいずれかを試してみてください。
1.オートメーションで調整する
画像:動画より
だんだん上がる方は、ボリュームのオートメーションで最後にフェードアウトさせます。
だんだん下がる方は、ボリュームのオートメーションで最初にフェードインさせます。
いわゆるクロスフェードさせている状態です。
完成例(2:11~2:14)
2.リバーブをリバースした方にかける
リバース音(だんだん上がる音)にリバーブをかけると、つなぎ目がなめらかになることがあります。
完成例(2:24~2:28)
3.各トラックのボリュームを調整する
上がる音と下がる音、どちらかの音量を上げたり下げたりしてみると、うまくつながったり、よりインパクトを残せることがあります。
完成例(2:32~2:38)
曲を盛り上げる方法2.ドラム・パーカッションのフィルを入れる
2つ目のコツは、ドラム・パーカッションのフィルを入れる方法です。
同じループやパターンを使っていても、これをするだけでだいぶ違いが出てくるのです。
完成例(3:02~3:24)
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曲を盛り上げる方法3.シンセや別の楽器を入れる
最後3つ目のコツは、シンセや別の楽器を入れる方法です。
2つ目のコツと似ていますが、こちらが楽器が異なります。
どんな音を入れればいい?
ほんのちょっと、短いサウンドエフェクトを作るような感じでOKです。
リスナーの注意を引くようなサウンドが望ましいです。
完成例(3:40~3:51)
以上で解説は終了です。
当サイトでは他にも作曲でリスナーを飽きさせない&おもしろい変化を加えるためのテクニックをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
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