ゲーム音楽の作曲方法【コツはモチーフ】
- 2019.12.26
- 2024.09.07
- ゲーム・映像音楽
どうやったらゲーム音楽っぽくなる?
このような疑問にお答えする内容です。
言葉では表すのはちょっと難しい「ゲーム音楽らしさ」を、実際のゲーム音楽を交えて紹介します。
動画ではレトロゲームを取り上げていますが、最新のゲーム音楽にも使えるテクニックです。
※こちらの動画・記事では、メロディーにおける「モチーフ」について解説しています
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ゲーム音楽を作るカギは「モチーフ」
ゲーム音楽で重要なのが「モチーフ」です。
たとえばこちら。
画像引用: 動画より
このようなモチーフをいくつか作り、それをつなげることで「曲」となります。
ちなみにこの楽譜のメロディー(モチーフ)は、伊藤賢治氏作曲、聖剣伝説の「Rising Sun」です↓
モチーフをちょっと変えてみる
画像に「b1」「b2」というモチーフがあります。
「b2」は「b1」を少し変えたバージョンのことです。
一番最後の音だけ変えたり、1オクターブだけ下げたり、リズムは全く同じだけど音程だけ変えたりなどをしたものです。
これらは「派生系」として扱い、番号をつけています。
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モチーフの例1 ドンキーコング「Aquatic Ambience」
ここからは、具体的にモチーフの例を見ていきます。
まずはドンキーコングの「Aquatic Ambience」。
ストリングスはCm9を鳴らしています。
そして、この5つのコードから、ベーシックな4つを使ってメロディーを作ります。
D→Eb→Bb→G
これをすべて8分音符で鳴らします。
これでモチーフができました。
あとは、これを繰り返すだけです。
新しいモチーフを加える
しかし、モチーフをただ繰り返すだけでは単調になってしまいます。
そのため、新しいモチーフを作ってみましょう。
「a」というモチーフに対して、新しい「b」というモチーフを作ります。
新たなcというモチーフも作ります。
こちらはc1、c2、c3と、cの派生系を作ってみましょう。
c1をコピペしたあと、音の場所を移動したり、長さを変えたりしてc2・c3を作ります。
こうして、1つの曲にしていきます。
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ゲーム音楽の作曲方法まとめ
今回の内容をざっくりまとめると、このようになります。
短い印象的なフレーズ
モチーフを繰り返す
繰り返したモチーフをちょっとだけ変える
今回は聖剣伝説とドンキーコングの例が出てきましたが、ポケモンシリーズやファイナルファンタジーシリーズなどのゲーム音楽についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください↓
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