キャッチーなイントロを作るコツ2つ【DTM・作曲】
- 2020.01.15
- 2024.09.12
- メロディー・構成
でもいいイントロを作る方法がわからない…
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
「レーベルに送るデモは、最初の数秒で聞いてもらえるかどうかが決まる」というのは有名な話です。
最近ではストリーミングの普及もあり、一般リスナーも最初の数秒で判断するようになりました。
今日ご紹介するテクニックを使えば、どちらにも対応できる曲が作れるようになります!
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キャッチーなイントロを作るコツ1.ハイパス・ローパスフィルターを使ったSweepを入れる
まずはSweep(スウィープ)を使う方法をご紹介します。
EQにハイパス・ローパスフィルターを使い、EQのポイントをオートメーションで動かしていくと、おもしろいサウンドになります。
↓EQをオートメーションで動かしていく例(0:44~1:08)
EQを動かす速さは、速くても遅くてもどちらでもOKです。
SweepにEQを使うときのコツ
音作りのためにEQを使っている時などは、「音作り用のEQ」と「Sweep用のEQ」をわけて使うとよいでしょう。
また「High Cut」「Low Cut」など、カット系のバンドタイプを選ぶとやりやすいです。
↓「だんだん下がっていくSweep」の例(1:25~1:45)
↓「だんだん上がっていくSweep」の例(2:09~2:38)
キャッチーなイントロを作るコツ2.ボリュームオートメーションを使う
シンプルで基本的なやり方ではありますが、よいイントロを作る助けになります。
これを使えば、「音の変化が急激だな」と感じさせることもなく、「ちょっと音がキツいな」と感じさせることもありません。
2:48~
「ボリューム」以外に使ってもOK
このテクニックは、各トラックに対するボリュームだけでなく、エフェクトの”ボリューム”に使ってもOKです。
たとえば「リバーブの音量をオートメーションで変えていく」などができます。
3:40~
「カーブ」の形や長さを変えてみる
オートメーションでは、カーブ(線)を書くことができます。
この線は、必ずしも直線である必要はありません。
うねうねしたように書いてみたり、最小から最大までたどりつくまでの時間を短くしてみたり、いろいろな工夫ができます。
4:08~
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キャッチーなイントロを作るコツ3.曲の展開全体を考えてみる
最後は、楽曲の展開についてです。
今回ご紹介したような「だんだん変化する」というテクニックは、イントロだけに限ったことではありません。
曲全体の展開の作り方にも応用できるテクニックです。
言い換えれば、曲を聞き終わった後でも「イントロが印象的だったな」と思わせられるような楽曲構成であるのが理想的でしょう。
リスナーの”注意”を引き続ける
ここでぜひ考えて欲しいのが「リスナーの注意を引き続ける」ということです。
リスナーの注意・興味を引き続けていられないと、リスナーは聞くのをやめてしまいます。
そのために、飽きさせない展開を作り続ける必要があるのです。
曲を聴いていて飽きる原因
飽きる原因の1つとして、「展開の流れが遅すぎる」が挙げられます。
変化を感じていられないと退屈するので、少しずつ変化を加えていくのがおすすめです。
飽きさせない曲を作るには?
常に何かが動いたり、変化しているようにしましょう。
これはオートメーションを使わなければいけないということではないし、絶対に曲中ずっとそうしていなければいけないということでもありません。
ただし、ほんの少し何か音が変わっているなと感じるようにしましょう。
4小節単位で変化を加えられるとGOODです。
ちなみに飽きさせない曲の作り方については、こちらの記事でもまとめています↓
曲の構造も考える
もちろん、曲の構造全体を考えることも大切です。
新しい要素をどれぐらいの頻度で登場させていくかを考えましょう。
これはどのジャンルにも共通する、大事な項目になります。
キャッチーなイントロを作るコツまとめ
以上が「キャッチーなイントロを作るコツ」でした。
当サイトでは他にもキャッチーな楽曲を作るコツをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
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