【作曲】ブルーノ・マーズの意外な過去【スタイルの確立まで】
自分らしい・オリジナリティのある曲を作るにはどうしたらいいの?
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
今回はそのうち、ブルーノの過去や、アルバム「24K Magic」を作るまでの彼の葛藤について解説された部分をご紹介します。
「24K Magic」はブルーノの3rdアルバムで、タイトル曲の「24K Magic」は再生回数10億回を超える、超大ヒット曲です。
このアルバムでは、一体どのようなテクニックが使われているのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
スポンサードサーチ
「○○っぽいサウンド」 は悪いことじゃない
昔の音楽スタイルと最近の音楽スタイルを絶妙に組み合わせたようなアルバム「24K Magic」。
全体的に、James Brownっぽさもあるように聞こえます。
一方、ブルーノ・マーズはインタビューでこのように語っています。
「この曲は○○みたいなサウンドだね」と多くの人が言う。
そしてこれは正しい。
僕らは他のミュージシャンをリスペクトして成長していく。
そして、こうやって音楽はできていくんだ。
ブルーノ・マーズの「試行錯誤の時代」
実はブルーノ・マーズは、Flo Ridaの「Right Round」(2009年)やCee Lo Greenの「Fuck You」(2010年)などを作曲しています。
この頃リリースされたブルーノの最初のアルバム「Doo-Wops & Hooligans」(2010年)を聞いてみると、彼が作曲の過程で試行錯誤している様子が伺え、この頃はまだ楽曲に一貫性がない状態でした。
まるで別々のアーティストに向けて楽曲を提供したような感じで、彼のサウンドが本当はどういったサウンドなのか、わからなかったのです。
ロック・ポップ・レゲエ・ヒップホップをミックスさせた「彼のスタイル」を確立するまでは、このような楽曲提供やボーカルでお金を稼いでいたようです。
スポンサードサーチ
ブルーノ・マーズのスタイルを確立した「24K Magic」
「24K Magic」のインタビューでは「自分のモノとして維持できるような、ある種の”世界”を持ちたかったし、磨きたかった」と話しています。
僕ら一般のリスナーにとっては、70年代から90年代の音楽は「古い音楽」というイメージだけあります。
しかし彼は、この70年代〜90年代のレトロな要素をうまく取り入れたのです。
彼にとって最大のヒットとなったRonanとの楽曲「Uptown Funk」をリリースすると、この楽曲は彼に新しいイメージをもたらしました。
アメリカのヒップホップアーティスト・DJのGrandmaster Flashっぽい映像や髪型、サングラス、車、ダンス、スラング、そして音楽…
多くの人がこの楽曲を気に入り、ヒットにつながりました(盗作疑惑もありましたが…)。
なぜ「24K Magic」の楽曲は今っぽく聞こえたのか?
ブルーノ・マーズは、いったいどうやって70年代・80年代の楽曲を「今風の楽曲」にすることができたのでしょうか?
このポイントとなるコード進行やメロディーなど、具体的な作曲テクニックについては、Part2のコチラで解説していきます。
-
前の記事
【音楽ジャンル】ソウルとは?どんな音楽?【1970年代~現代編】 2020.07.05
-
次の記事
ブルーノ・マーズ「24K Magic」で使われている作曲テクニック【メロディーとコード進行】 2020.07.07