【5分で学ぶ】エレキギターの歴史 -1920年から現代まで-
- 2020.02.11
- 2024.11.01
- 音楽ジャンル解説
どうやって作られたの?
このような疑問にお答えする内容です。
約100年間の歴史が、なんと5分でおさらいできます!
記事を読んだ後に動画を見てみるとより理解が深まりますので、ぜひご覧ください。
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1920年代:アコギ+ピックアップの開発
1920年ごろは、まだアコギが使われていました。
しかし1923年になると、あのギブソンのデザイナー兼エンジニアのLloyd Loarが「ピックアップ」を開発します。
画像:ピックアップ(https://makingmusicmag.com/guide-to-pickups/)
1920年代の代表曲・アーティスト
1930年代:リッケンバッカー・フライング・パン
画像:リッケンバッカー・フライング・パン(https://en.wikipedia.org/wiki/Frying_pan_(guitar))
1930年代になると、リッケンバッカー・フライング・パンが誕生します。
これは最初のエレクトリック・ラップスチール・ギターで、ハワイアンミュージック(ハワイ音楽)を流行らせたいという目的で作られました。
確かに、音を聞くとハワイが思い浮かびますね。
0:32~
ちなみに、丸いボディと長いネックが料理に使うフライパンに似ていることから「フライパン」と呼ばれていました。
また弦の上には、1組のアーチ状の馬てい形(U字状)のピックアップが組み込まれています。
1930年代の代表曲・アーティスト
Billie Holiday – If You Were Mine
Ruth Etting – Ten Cents a Dance
Ben Selvin – Happy Days Are Here Again
Harry Richman – Puttin on the Ritz
1930年代の出来事
1933年:ニューディール政策
(世界恐慌から立ち直るための大きな経済政策)
1939年:オズの魔法使いがカラー映画で上映
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1940年代:Gibson ES-150
画像:Gibson ES-150(https://en.wikipedia.org/wiki/Gibson_ES-150)
1940年代になると、Gibson ES-150が誕生します。
ES-150は、世界で最初に商業的成功を成し遂げた、スペインスタイルのエレキギターとされています。
ちなみに「ES-150」という名前は、「Electric Spanish」と、値段が$150ドルだったことから来ています。
1940年代の代表曲・アーティスト
SWING TO BOP – Charlie Christian
Duke Ellington, “Take the A Train”
Andrews Sisters Boogie Woogie Bugle Boy
1940年代の出来事
1942年:T-Bone Walkerがブルーズにジャズを融合させる
T-Bone Walker – I Got A Break Baby
1943年:Muddy Watersがシカゴ・ブルースを広める
Muddy Waters – Baby Please Don’t Go
1945年:「マルチトラック(マルチトラッキング)」が発明される
1947年:エレクトリック・ブルースから「R&B」が作られる
1950年代:ロックンロールとFender テレキャスター
1950年になると、ロックンロールの時代が幕を開けます。
ギターでは、Fenderのテレキャスター、Gibsonのレスポールが誕生します。
Fenderのテレキャスター
画像:Fender テレキャスター(https://en.wikipedia.org/wiki/Fender_Telecaster)
1932~1949年の間にもソリッドボディーのエレキギターを作っている職人はいましたが、市場においてあまりインパクトは出せていませんでした。
しかしこの時代にFenderがボトルオンネックのギターをデザインしたことで、ソリッドボディーギターは市場のバイブルとなりました。
ボトルオンネック:ボディーとネックを、接着剤ではなくネジで固定する方法
詳しくはコチラで解説されています!
https://naru-gakki.com/neck-joint/
Gibsonのレスポール
画像:Gibson Les Paul(https://en.wikipedia.org/wiki/Gibson_Les_Paul)
1952年に、Gibsonは自社初めてのソリッドボディーエレキギターを発売します。
Fenderのテレキャスターやストラトキャスターと並び、ソリッドボディーのエレキギターとして広く販売された最初のギターの1つとなっています。
非常に万能であることから、レスポールはロックやカントリー、ポップ、ソウル、R&B、ブルース、ジャズ、レゲエ、パンク、ヘビーメタルなど、さまざまなジャンルで使われています。
1950年代の代表曲・アーティスト
1950年代の出来事
1951年:Ike Turnerが”Rocket 88”を発表。
(最初のロックギターのリフの一つと言われています)
1952年:Sam PhillipsがSun Recordsを創設
1955年:Chuck Berryが最初のロックンロールのレコードを販売
(使われているギター:ES-335)
1959年:Buddy Hollyが飛行機事故で死去
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1960年代:Fender ストラトキャスターの低迷と復活
1954年に発売されたFenderのストラトキャスター。
1965年以降になると、CBS Instrumentsの傘下にあったFenderは、製品の品質低下で信頼を失いつつありました。
しかしJimmy Hendrixがストラトキャスターに愛着を持ち続けたことで、人気は低迷せず復活を遂げました。
1960年代の代表曲・アーティスト
Elvis Presley – Are You Lonesome Tonight
Elvis Presley – It’s Now Or Never
1960年代の出来事
1962年:Rolling Stonesが誕生
1964年:The Beatlesがアメリカに進出
The Beatles at The Washington Coliseum in 1964
1967年:Jimi HendrixがMonterey Pop Festivalでパフォーマンス
1968年:Eric ClaptonとCream(Ericのいたバンド)が1億5000万枚を売り上げる
ERIC CLAPTON (Cream) – Sunshine Of Your Love
1968年:Led Zeppelinが誕生
Led Zeppelin – Dazed And Confused
1969年:アメリカの音楽フェスティバル「Woodstock」が50万人の集客を達成
Woodstock 1969 – Full Festival
1970年代以降のギターの歴史
1973年:Pink Floydがアルバム「Dark Side of the Moon」をリリース
1975年:ベトナム戦争が終わる
1980年:John Lennonが殺害される
1992年:NirvanaとPearl Jamらが「グランジ・ロック」でヒットを収める
1995年:Rock And Roll Hall Of Fame(ロックンロールの博物館&殿堂)がClevelandにオープン
そしてこれからも、ギターの進化は続く…
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ギターの歴史を学ぶのにおすすめの本
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