ヒップホップの作り方「サイドチェインテクニック」【DTM打ち込みのコツ】
「サイドチェインの設定でいつもてこずる…」
このようなお悩みにお答えする内容になっています。
テクニックは非常にシンプルですので、ぜひおためしください!
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そもそもサイドチェインとは?
サイドチェインは「指定したトラック鳴っている間は、音量を下げる」というテクニックです。
例えば「キックが鳴っている間は、ベースの音量を下げる」という設定にすると、ベースは音量の変化によってうねるようなおもしろいサウンドにしながら、同時にキックをはっきり聞かせることができます。
そのため、低音域を重視しているヒップホップやEDM、フューチャーベースなど、ダンスミュージックでよく使われます。
サイドチェインを使うコツは「ゴーストトラックを作る」
より細かくサイドチェインをコントロールするためには、ゴーストトラックを作成してみましょう。
ゴーストトラックとは、実際に音は鳴らさず、サイドチェインのタイミングを指定するためだけに作るトラックです。
サイドチェインではキックのトラックをそのままトリガーとして使うことが多いと思いますが、サイドチェイン用のトラックを作る方が、より好みのサウンドに近づけられます。
上の画像のうち、緑色がゴーストトラックです。
今回はキックが鳴るタイミングでサイドチェインをかけたいので、タイミングはキック(青いトラック)と全く同じようになっています。
色が暗くて少し見えづらいですが、画像の左下を見ると、音を実際に鳴らさないように「OUTPUT」が「No Output」になっていることがわかります。
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サイドチェインのポイントは「ゴーストトラックの長さを短くすること」
サイドチェインを使うときのポイントは、アタック・リリース部分の設定で苦労しないために、ゴーストトラックの音を非常に短くすることです。
もしサイドチェインに使うキックの音が長いと、サイドチェインの長さ(リリース)を自由に調整するのが難しくなってしまうからです。
サイドチェインをかける長さはサイドチェインを行っているコンプレッサーのパラメーター「リリース」で調整すればいいので、キックのもともとの長さのせいでサイドチェインの長さを最短にできないのは非常に不便です。
ゴーストトラックで使っている音の長さを非常に短くすれば、サイドチェインの長さをものすごく短くすることもできれば、長くすることもできます。
ゴーストトラックを作る手順
2. 複製したトラックのOutputを「なし」にする
(音の信号は発生しますが、音が出ない状態にします)
3. オーディオデータを短くする
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ヒップホップの作り方「サイドチェインテクニック」まとめ
ヒップホップやフューチャーベースなどのクラブミュージックはとても人気のジャンルですので、ぜひマスターしておきましょう。
ちなみにこちらの本には、今回ご紹介したようなクラブミュージック制作に使えるテクニックが載っています。
ぜひチェックしてみてください↓
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