【プロの作曲家になるには】海外音楽プロデューサーが答える13の質問【DTM】

【プロの作曲家になるには】海外音楽プロデューサーが答える13の質問【DTM】
海外のプロデューサーのDTMテクニックが知りたい!
「オリジナリティ」を発揮するにはどうしたらいい?

今回はこのような疑問にお答えする内容です。

イギリスの音楽プロデューサーEllisによる「Ask Me Anything」をまとめました。

今回はそのうち、彼の音楽制作のテクニックに関する部分をまとめています。

若くして成功を収めた彼が、一体どのようにしてスキルを高めていったのか、彼が実践している音楽制作のテクニックが知れますので、ぜひ最後までご覧ください!

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目次

Q1.DAWは何を使っていますか?

Logic Pro Xです。

Q2.自分の音楽に自分のボーカルを入れたりしますか?

します!

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Q3.どうやって「自分のサウンド」を見つけましたか?特に、ファンキーなハウスやインディーダンスの音が特徴的ですよね。

自然に出てきましたね。

自分の音楽経験がいろいろ合体して出てきたものだと思います。

Q4.1曲にどれぐらい時間がかかりますか?

曲によって違います。

リミックスなら、自分のオリジナル曲を作るときよりも厳しく締め切りを定めています。

デビューEP「Recollection Prospective」にある曲は全部数ヶ月かかりました。

でも、もし1年かかっても、申し訳なく思う必要はないですよ。

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Q5.どれぐらいの頻度で音楽制作をしていますか?

ほぼ毎日、できるときはやっています。

最近は画面を離れて時間を取ったりリラックスしたりもしていますが、他にやらなければいけないこともいろいろありますね。

Q6.スマホでボーカルを録ったりEQをしたりして、リリースできるほどのクオリティにできると思いますか?

うーん、場合によりますね。

僕もボーカルの音は使いますが、大体は歌詞のあるボーカルとは対照的に、アドリブ系のものすごく処理を加えたサウンドにして使っています。

なので、スマホで曲のボーカルをすべて録るのはおすすめしないですね。

「スマホで録ったっぽい音」が必要なのであれば別ですが(笑)

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Q7.ミステリアスなコードサウンドを作るには?

僕の場合、これはインスパイアされて作るものなんです。

昔の曲を毛嫌いせず聞いてみると、”音楽的”になれます。

その曲で何が起こっているのか、キーやどうなっているかなどを分析して、学んで、打ち込んでみる…

僕はこれを繰り返すことで学びました。

Q8.Ellisがよくドロップの前に使うローパスフィルターのサウンドが好きなのですが、自分でやっても、ドロップのパンチやパワーに合うサウンドになりません…

ドロップ前のビルドアップに関しては、最近マスターFXオートメーションを使うのをやめたんです。

理想の音になるまでひたすら個別にオートメーションをかけていますね。

例えば、Reese Bassを使うときは、普通のEQでやるローカットと同じようにCutoffをオートメーションで書いてみる。

そうすると、リバーブのような効果も得られます。

Reese Bass(ドラムンベースやダブステップなどでよく使われるベース)

Sound Design – Deep Reese Bass Tutorial

大事なのは「コントラスト」をつけることです。

ドロップをリスナーが驚くようなものにしたければ、ビルドアップ部分はドロップと対照的なサウンドにする必要があります。

例えば、低域が少なかったり、すごく残響があったり、モノ(Mono)にしてみたり…ですね。

Q9.アーティストとして、最も役に立ったアドバイスやアイデアは?

「コントラスト」について学んだことです。

「Wide/Mono」「Wet/Dry」「Loud/Silent」「ベースあり/ベースなし」など…

これらをうまく使うことができれば、曲に大きな違いを出せるはずです。

Q10.どうやって曲を書き始めますか?何からインスパイアされていますか?

ベースラインから書き始めています。

ファンク、ロック、ディスコ、トリップホップ、ジャズ、EDMなど、いろいろな音楽ジャンルからインスパイアされています。

Q10.スタジオセッションは、スキルやテクニックを磨くのに役立ちますか?

そうですね。

スタジオで制作することで、作曲やアレンジなどについて強制的に考えるようになります。

役に立つマイク技術を除けば、エンジニアから学んだことはあまりありません。

Q11.「Falling Through」のリードとベースラインはどうやって作りましたか?ボーカルチョップにエフェクトを加えたように聞こえますが…

Ellis – Falling Through (feat. ILY)

あのボーカルチョップの部分は、ものすごくストレッチして、カットアップループにしています。

何も処理していないと変に聞こえますが、トレモロをかけることでそれぞれのピークが違う音色のように聞こえるんです。

ベースラインは、シンプルに作っています。

ものすごく小さいカウベルの音を一緒に鳴らして、アタックを足しています。

Ellis – Falling Through (feat. ILY)

Q12.シンフォニックなディスコストリングスにいいサンプルライブラリはありますか?(Speak Francaisみたいな)

Ellis & NOËP – Speak Français [Monstercat Release]

あの音をどこから拾ってきたかは覚えていないんですよね…

とてもシンプルに、いろいろなプロジェクトで処理を重ねたものです。

サンプルの高音域がすごく弱いときがあるので、ディストーションやサチュレーションを高音域にかけています。

Q13.どうやって耳の疲労を回避していますか?

すごく小さい音量で制作するようにしています。

音量が大きすぎると適切にミックスもできないですし、今では小さい音量での制作も慣れました!


以上が「海外音楽プロデューサー・Ellisが答える13の質問」でした。

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