ドラムを広がりのあるサウンドにする方法「ピッチシフトテクニック」

ドラムを広がりのあるサウンドにする方法「ピッチシフトテクニック」
今回は、数々のプラグインやサンプルを販売しているADSRが解説する「ドラムを広がりのあるサウンドにするためのピッチシフトテクニック」をまとめました。

より広がりのあるサウンドにするためのテクニックには、MS処理・EQ・ハース効果・Detune・ダブリングなど、さまざまな方法があります。

しかし、これらのテクニックはドラムにはあまり効果がない場合があります。

そこで今回ご紹介するのが「ドラムのピッチを変更する」という方法です。

これはハイハットループやトップループなどパーカッシブなサウンドに効果があり、プロも実際に使用しているテクニックです。

たったの3ステップでできますので、ぜひマスターしてください!

Frequency Shifting Drums For A Wider Sound

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はじめに:曲をチェック!

まずはじめに、今回の解説で使う楽曲を聞いてみましょう↓(0:43~0:57)

Frequency Shifting Drums For A Wider Sound

このうち、今回はハイハットを左右に広がりのあるサウンドにしてみます。

STEP1:トラックを複製する

広げたいサウンドのトラックを複製し、同じトラックを2つ作ります。

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STEP2:PANを左右に振る

片方のPANを左に、もう片方のPANを右に振ります。
この状態で再生しても、ただ元のループの音量が大きくなっただけに聞こえます。

STEP3:片方のトラックのピッチを変更する

片方のトラックのピッチを変更します。
(動画ではkiloHearts社のPitch Shifterを使い、20Hz程度ズラしています)

もちろん、両方のトラックにピッチシフターを使ってもOKです。

この状態で再生すると、一気に左右に広がった感じのサウンドになったことがわかります↓(2:32~4:49)

Frequency Shifting Drums For A Wider Sound

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その他、音に広がりを出す方法

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さらに曲が生まれ変わるミキシングテクニックを身につけるには?

今回ご紹介したテクニックだけでも楽曲が劇的に変わりましたが、さらに曲を生まれ変わらせたいという方にはこちらの書籍がおすすめです。

ドラムだけでなく、ギターやベースなど楽器ごとのミキシングテクニックも満載です↓