【DTM】ドラムにリバーブ使うときの6つのコツ【前編】
- 2020.02.04
- 2024.09.08
- ミキシングのコツ
使ってみたことはあるけど、イマイチうまく使えなかった…
このようなお悩みにお答えします。
今回はそのうち、1~3個目のTipsを紹介します。
この記事の内容を実践すれば、リバーブを使うだけでもプロっぽいサウンドに仕上げることができます!
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ドラムリバーブのコツ1.正しいリバーブを見つけよう
曲はそれぞれ違いますので、どのリバーブを使うか(Plate、Hall、Room、Chamberなど)も曲次第で変わってきます。
そのため、次の問いを自分に投げかけてみましょう…
基本ルール
一般的なルールとして、2秒以下のDecayを使ったRoom、Chamber、Small Plateは、空気感を作るのに便利です。
一方、より長いDecay Timeを伴うHallやLarge Plateは、クラブやアリーナなど、より広い空間で鳴らしているように聞かせることができます。
したがって、Decay TimeやDry/Wetのバランスを変えることで、リバーブのセッティングを大きく変えることができるのです。
どうしていいかわからないときは?
もし自分がどんな音を探しているのかわからないときは、いろいろな種類のリバーブを一通り試してみましょう。
例えば、WavesのH-Reverbなら、プリセットメニューからたくさんの違ったリバーブを使うことができます。
A/B比較の機能もあるので、違うセッティングをかんたんに聞き比べることもできます。
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ドラムリバーブのコツ2.Sendエフェクトを使う
画像:記事より
ドラムにリバーブを加えるとき、ボーカルやギターなどに加える時と同様、AUX Sendを使うと、各トラックに直接インサートするよりもいい効果が得られることがあります。
たとえば、AUXでは、元の信号の後に通る追加したプラグイン(コンプ・EQ・ディストーションなど)と一緒にリバーブを調整することができます。
また1つのリバーブを複数のトラックに送ることができるので、Sendを使うことでCPUの負荷も軽減できます。
超速いコンピューターを持っていないときに複数のトラックを使うと、たくさんリバーブプラグインを使ったときにCPUのリソースに問題が出てきてしまいます。
また、Sendにかけた1つのリバーブプラグインを使ってすべてのドラムにリバーブをかけると、ドラムの各トラックのSendレベルを非常によいバランスでとることができます。
ドラムに対しては、マスターリバーブのフェーダーとしてAUXリターンチャンネルを使うこともできます。
この方法なら、ドラムからドラムへのリバーブのバランスを損なうことなく、リバーブの量を調整して鳴らすことができます。
リバーブのOutputコントロールを使うことでもまた、同じ効果を得ることができます。
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ドラムリバーブのコツ3.よりよいルームにドラムキットを置く
画像:記事より
ドラムをレコーディングしたスタジオの音響がドラムの環境としてしっかり作られておらず、生ドラムっぽくない・ドライな感じになってしまうときもあるでしょう。
そんなときは、より大きな環境でプレイしているように見せられる、よりリバーブ感のあるスペースで、ナチュラル・オーガニックに聞かせるようなリバーブを使いましょう。
ドラムセット全体で同じリバーブを使うと、そのドラムセットは同じ空間にあるのだと強調することができます。
ドラムにはどんなリバーブを使えばいい?
まずはスタートとして、Room、Studio、Chamberなどのリバーブを試してみましょう。
おすすめは「スネアにリバーブを多めにかけ、タムはキックなどにはあまりかけない」というやり方です。
ただし、これは楽曲やレコーディングの状態によりますので、その楽曲やパートによってその都度確認しましょう。
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Waves社のおすすめリバーブ
この記事では、おすすめのリバーブとしてWaves社のリバーブが紹介されました。
もしこれからリバーブプラグインを買い揃えたい、これからDTMを始めたいと言う方は、Waves社のこちらのバンドルがおすすめです。
GoldよりもPlatinumやDiamondの方が収録されているプラグインの数が多いですが、はじめはGoldでも十分アレンジ・ミックスができます。
プラグイン単体で買うよりもバンドルで買った方が非常にお得ですので、ぜひチェックしてみてください。
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