soundtoys社「Little AlterBoy」を使ってユニークなギターサウンドを作る方法
- 2023.04.27
- 2024.12.02
- ソフト・プラグイン・機材

今回は、URM Academyが教える「Little AlterBoyを使ってメタルギターのサウンドをめちゃくちゃにする方法」をまとめました。
soundtoys社の「Little AlterBoy」を使い、このようなユニークなギターのサウンドを作ります↓
このテクニックを使えば、ギターの音作りだけでなく、ギターを使ったFXサウンドも作ることができます。
やり方はとても簡単ですので、ぜひお試しください!
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下準備:ギターの下処理をする
音を整えるために、まずはローエンドを少し削り、5k付近を少しだけブーストしています。

そしてLogic Pro付属のプラグイン「Pedalboard」では、Fuzz Pedalを使います。
Logic Proをお使いでない方は、ギターエフェクトプラグインでFuzz系のエフェクトを選べばOKです。
これで少しめちゃくちゃな感じを出します。

次は重めのドライブをかけます。
今回はSTL Tones社「ToneHub」の26番を使い、キャビネットやアンプなど、他の設定はプリセットのままで、GainだけMaxにしています。
こちらのプラグインをお持ちでない方は、ギターエフェクト系のプラグインのうち、ドライブ系を使ってもOKです。

先ほどToneHubで低めのドライブをかけたので、ローエンドとハイエンドをカットしつつ、6k~8kあたりを少しだけブーストします。

Little AlterBoyを使って面白いサウンドを作ろう!
そしてここでLittle AlterBoyの登場です。
変更するのは1カ所だけで、フォルマントを少し下げます。

Little AlterBoyを使ったことのある方はわかると思いますが、このフォルマントをいじると、少しだけ音にステレオ感が出ます。
この微妙なステレオ感が、おもしろいサウンドにつながることがあります。
ギターでも人工的にピッチベンドをさせてみる
ちなみに別のギターパートには、実際の演奏ではなくDAWでピッチベンドを半音12個ほど上げ下げするように変更しています。
人工的にピッチを上げ下げすることで、さらにクレイジーなエフェクトにすることができます。
これでさらにユニークなサウンドができます。
Step FXで複雑なエフェクトを加える
この曲では他にも、Logic Pro付属のStep FXを使って複雑なサウンドを作っています。

EQでローエンドをカットしてから、Little AlterBoyでピッチを半音12個上げ、Soundtoys社「Little MicroShift」で左右に広げ、Step FXを使っています↓
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Little AlterBoyでFXも作る
Little AlterBoyでピッチを上げ、リバーブを加えるとFXのようなサウンドも作れます。

この曲のイントロでもユニークなサウンドがあるのですが、プリプロダクションの段階ではキーがDでした。
そのため、まず録音してからLittle AlterBoyでピッチとフォルマントを下げ、ドライブをMaxにして調整しています。
あとはショートDelay(Slap Delay)を加えます。

すると、このようになります!↓
以上で解説は終了です。
Little Alterboyは世界中のプロに愛されている人気プラグインですので、今回のテクニックを使ってぜひ使いこなしてみてください↓
当サイトでは他にもプラグインの使い方に関する記事をまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
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