プロが実際にやっている作曲の仕方とは?【コツは3つ】
- 2019.12.03
- 2024.09.08
- 作曲・編曲
プロっぽい音にならない…どうしたらいい?
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
そのうち、今回は「Clean Banditの3つの作曲術」についての部分をまとめています。
Clean Banditは、「Rather Be」「Rockabye」「Symphony」など、非常に多くのヒット曲を出しているアーティストです。
この3曲だけでも、YouTube再生回数は70億回を超えます。
3曲で70億というとんでもない数字ですが、この記事を読めば、メガヒット曲を出し続ける彼らの作曲術が学べます!
スポンサードサーチ
プロの作曲方法1:クオンタイズしない
“Rather Be”はタイトでリズミカルなエフェクトが特徴的にもかかわらず、ストリングスパートではクオンタイズを使用していません。
クオンタイズをしっかりすることで音がバシっと決まり、リズムがしっかりしてきて、結果的にリズミカルに聞こえると思う人もいるでしょう。
しかし「Rather Be」では、クオンタイズを一切使用していないそうです。
もちろんこれは演奏者の技術がないとできないことですが、クオンタイズしないことで「ライブ感」を生み出し、いきいきとしたリズミカルな音楽に聞こえさせているのです。
プロの作曲方法2:多重録音(レイヤー)でビッグなサウンドに
“全て生演奏ですね。
僕らのストリングスは”ニセのビッグサウンド”みたいなもので、ニール(元メンバー、バイオリニスト)のバイオリンを複数重ねています。
つまり、Clean Banditは数人のメンバーしかいませんが、多重録音することによってまるで大きなオーケストラが奏でているように聞かせているのです。
スポンサードサーチ
プロの作曲方法3:シンプルな編成→ビッグな編成に
まずはじめにカルテットで成り立たせ、カルテットサウンドを作ってから、それをダブリングするんです。
以前は、いいサウンドになるまでレイヤーしていくのが好きでした。
今では、4つの独立したレーン(4人)のために、よりスペースを作ること、それぞれがそれぞれの役割を果たさせるのが中心ですね。
はじめにカルテット(奏者が4人)の編成で成り立つ曲にすることで、しっかりとした「曲の基盤」ができます。
この曲の基盤がしっかり作られていれば、大編成にしたときも楽曲全体が崩れにくくなります。
映画音楽やゲーム音楽では壮大なオーケストラを作ることがあると思いますが、はじめは室内楽など、小さな編成でラフを書いてみるといいかもしれません。
関連記事
プロが実際にやっている作曲の仕方まとめ
今回ご紹介したコツは、こちらの3つです。
作曲方法2:多重録音(レイヤー)でビッグなサウンドに
作曲方法3:シンプルな編成→ビッグな編成に
彼らのようにストリングス系を使わない曲の場合でも使える作曲術ですので、ぜひおためしください。
なお、このインタビューで語られた作曲術やDAWに関する内容は、別記事でまとめています。
-
前の記事
海外プロの作曲方法とは?【キャッチーなメロディーの作り方】 2019.12.02
-
次の記事
作曲・ミキシング(MIX)時の耳の疲労を減らす5つの方法 2019.12.04