【ヒット曲の作り方】プロの音楽家がやっている7つの習慣
- 2025.01.05
- プロになる方法
今回は、How To Write Songsが解説する「ヒット曲を作るソングライターがやっている7つの習慣」をまとめました。
・作曲がマンネリ化している
・プロはどうやってプロになったのか知りたい
・プロは何を考えながら生活しているのかを知りたい
このような方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
テイラー・スウィフト、エド・シーラン、レディーガガ、ジョン・メイヤー、スティング、ビートルズが実践する習慣もありますので、音楽のプロを目指す方はぜひ参考にしてください。
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ヒット曲を作るプロの音楽家がやっている7つの習慣
はじめに、ヒット曲を作るプロの音楽家がやっている7つの習慣をご紹介します。
2.評論家ではなく人類学者のように考える
3.音楽と離れる
4.フィードバックをもらう
5.あらゆるものをキャッチする
6.修正する
7.毎日作曲する
それでは、1つずつ解説します。
プロの音楽家がやっている習慣1.違うジャンルや時代の曲をたくさん音楽を聴く
プロの音楽家がやっている習慣1つ目は「違うジャンルや時代の曲をたくさん音楽を聴く」です。
ここでのポイントは、ただたくさん音楽を聴くのではなく「違うジャンルの曲をたくさん聴く」「いろいろな時代の音楽を聴く」ということです。
作曲家はインプットとアウトプットを繰り返すことで作曲をしており、インプットによってアウトプットの内容や質が変わります。
つまり、インプット=いつも聴いている音楽によって、アウトプット=作曲する作品が異なるのです。
逆に言えば、同じインプットだけを繰り返していると、同じアウトプットしかできなくなります。
作曲は食事と同じ「インプットでアウトプットが決まる」
例えば毎日ステーキとポテトだけを食べていたら、バランスの悪い食事になるでしょう。
栄養が偏り健康にも影響が出るほか、食事そのものに飽きてしまい、食事を楽しめなくなるでしょう。
しかし野菜や果物などさまざまな種類の食材を使ったり、異なる調理法を使うことで、同じ食材を使っても違う料理を作ることができたり、新しい料理を楽しむことができます。
「違うジャンル」だけでなく「違う時代」の音楽を聴く
「自分にはなじみのないジャンルの曲を聴こう」というアドバイスを聴くことはありますが、「いろいろな時代の音楽を聴く」ということも大切です。
ボブ・ディラン
音楽のパレットの配色を増やす
普段見ているもの・聞いているもの・消費しているもので、私たち音楽家の「音楽のパレット」は変化します。
よりたくさんの色が使えるパレットであれば、それだけ多くの表現ができるようになります。
アメリカのロックシンガーソングライター ブルース・スプリングスティーン
さまざまなジャンルを愛するプロのミュージシャンたち
アメリカのロックミュージシャンであるデイヴ・グロールは、ヒップホップグループの「Public Enemy」のアルバム「Yo! Bum Rush the Show」の大ファンだと公言しています。
ロックミュージシャンのデヴィッド・ボウイは、ミニマリストインストゥルメンタルで有名な作曲家スティーブ・ライヒのファンであることが知られています。
ロックミュージシャンがこのようなスタイルの音楽のファンであることに、驚く人もいるでしょう。
彼は他にもケンドリックラマーや他の現代音楽のアーティストからインスピレーションを受けていますが、彼自身の音楽スタイルとは大きく異なるアーティストばかりです。
ロックミュージシャン デヴィッド・ボウイ
レディーガガは、アイアンメイデンやラナ・デル・レイ、エミネム、マイリーサイラス、レディオヘッドなどの大ファンです。
このように、世界のトップアーティストは日頃からさまざまな音楽に触れ、インスピレーションを受けているのです。
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プロの音楽家がやっている習慣2.評論家ではなく人類学者のように考える
プロの音楽家がやっている習慣2つ目は「評論家ではなく人類学者のように考える」です。
これは、世界的トップアーティストであるジョン・メイヤーから直接聞いたアドバイスです。
彼は週間ランキングTOP10にランクインした楽曲を毎日聞いており、評論家のように聴くのではなく、少し皮肉的に聞いているそうです。
この「皮肉的に聴く」のポイントは、以下3つの質問を考えながら楽曲を聞くことです。
その曲が大ヒットしているのは、単に「レーベルからサポートを受けて莫大な広告費を使ったから」だけではなく、他の理由もあるでしょう。
例:エレキベースのリフがすごくキャッチーで覚えやすいフレーズだったから
単なるマネではなく、技術的・論理的な部分で生かせる部分がないかを考えてみましょう。
例:エレキベースではなく、自分の好きなシンセベースでキャッチーなリフを作ってみよう
その曲をよりよい曲にするために、自分だったら何をするか、何を改善できるか考えてみましょう。
「この曲を自分らしいスタイルに作るとしたらどうするか?」を考えるのもよいでしょう。
例:曲が少し短調に聞こえるから、自分だったらサビにシンセサイザーを加えるだろう
「評論家ではなく人類学者のように考える」という書き方をしたのは、何かをジャッジ(判断・批判)するのではなく、より興味を持って聞くことが大切だからです。
「アレはダメ、コレはダメ」と評論家のように何かをジャッジするのではなく、「なぜこれは魅力的に聞こえるのだろう?」「自分だったらどうするだろう?」と、純粋な興味・関心をベースに考えることが大切です。
リスナー目線とクリエイター目線の両方を持つことが大切
作曲家などのクリエイターは、単に「あれが好き」「これが好き」を考えるだけで成り立つ仕事ではありません。
単に好き嫌いだけを考えるのは、クリエイターではなくリスナー(消費者)が行うことです。
クリエイターなら、自分の「好き」だけでなく「具体的にこの曲のどんな要素に惹かれるのだろうか?」「どんな要素が自分をこのような気持ちにさせているのだろうか?」を考えることが必要です。
音楽にはメロディー、コード、歌詞、リズム、楽器(音色)、ミックスの仕方など、さまざまな要素で成り立っています。
その要素1つ1つを分析し、自分の楽曲に生かすことが大切です。
例えば機械を作るエンジニアなら、1つ1つのパーツにどのような役割があり、他のパーツとどのように組み合わせているのかを具体的に理解する必要があります。
アスリートなら、自分の体の動きや試合中の動き方・考え方を徹底的に分析し、競技に生かしています。
作曲家も同じで、楽曲がどんな要素で成り立ち、どう組み合わせているからどう聞こえているのか、どう感じるのかを考えることが必要です。
プロの音楽家がやっている習慣3.音楽と離れる
プロの音楽家がやっている習慣3つ目は「音楽と離れる」です。
作曲をすることは、楽器を演奏したりパソコンの前でじっと考えることだけではありません。
そのような音楽に直接関係のない活動も、音楽に影響しています。
例えばドライブをしたり、散歩をしたり、場所を変えたり、スポーツをしたりなどです。
音楽以外の活動をすると頭の状態を変えることができるので、新しいアイデアを産み出したり、頭にこびりついた古い考えを捨てることができます。
行き詰まったら、まずは散歩をする。
スティング
ボールを投げてキャッチするということは、自然で落ち着きます。
頭をぶらつかせられれば、必要な言葉やフレーズをピックアップして、それらをいじり回して、止めることもできます。
ポール・サイモン
モーツァルト
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プロの音楽家がやっている習慣4.フィードバックをもらう
プロの音楽家がやっている習慣4つ目は「フィードバックをもらう」です。
自分が作っている楽曲に対し、信頼できる人からアドバイスをもらうことは非常に重要です。
例えば「All Of Me」が大ヒットしたジョン・レジェンドは、あの曲があのような曲になるとは想像もつかなかったと言います。
彼が「All Of Me」を含むいくつかの曲を友達やコラボレーターにシェアしたところ、みんなが口を揃えて「この曲が一番いい!」と言ったのが「All Of Me」だったそうです。
さらにフィードバックをもらったことで、「All Of Me」をブラッシュアップし、あのメガヒット曲になりました。
このエピソードでおもしろいのは、「その曲についてどう思ったか?」など特定の1曲に対するフィードバックをもらっただけではなく、「これらの曲のうち、最も印象が強かった曲はどの曲だったか?」という切り口でフィードバックを得ている点です。
フィードバックをもらうのは「作曲中」がベスト
楽曲に対してアドバイスが欲しいときは、「リリース後」ではなく「作曲中」にフィードバックを得るのがベストです。
一度リリースしてしまった曲は直せないので、ブラッシュアップできません。
そのため、いくらいいフィードバックをもらえたとしても、もうその曲を成長させることはできないのです。
また、作曲中にフィードバックを求めることで、よりよりコラボ(古ライティング)ができるのも大きなメリットです。
例えばデュア・リパの大ヒット曲「Levitating」は、長年コラボしてきた音楽仲間と一緒にスタジオに入り、何度もアイデアを交換し合って作られています。
彼女自身は「この制作は、とても楽しかったし、みんなオープンで、明確だった」と振り返っています。
コラボレーターと一緒にスタジオに入り、その場でアイデアを出し合っていたので、リアルタイムでフィードバックし合っていたことになります。
「コラボレーション」「フィードバック」「コライティング」の3つを同時に行っているのが、このやり方のポイントです。
ストイックにやりたい人は「フィードバックに締め切りをつける」
ロックバンド「The Police」に在籍していたころのスティングは、はじめは1人でギターのフレーズを作ったりドラムを打ち込んでアイデアを作った後、バンドメンバーに聞かせてフィードバックをもらっていました。
このとき、彼はただバンドメンバーに聞かせてフィードバックをもらっていたわけではありませんでした。
「この曲を聞いて、30分以内に演奏できなければ・アイデアが浮かばなければ・完成できなければ、その曲はボツ」というルールで行っていました。
スティング & The Police
一度聞いてすぐアイデアが思いついたり完成に至るような曲であれば、きっといい曲で、多くの人に楽しんでもらえる曲になるでしょう。
この方法は制作に時間をかける必要がないというのも大きなメリットですが、「このスピードで完成できるということは、それだけいい曲である可能性も高い」という、アイデアに対して一種のフィルタリングもしているのです。
ラフ(デモ)段階でフィードバックをもらうメリット&デメリット
曲のざっくりとした内容だけがわかる「ラフ」の段階は、まだまだいろいろな可能性が考えられるのでたくさんのフィードバックをもらえるというメリットがあります。
しかしまだ完成とは程遠い状態なので、そもそも聞かせるのが恥ずかしいと感じたり、聞かせても「質の悪い曲」「ダメな曲」と思われやすいというデメリットもあります。
そのため、この段階でフィードバックをもらうときは「信頼できる人に聞いてもらうこと」「なるべくいろいろな可能性を見出してくれそうな人に聞いてもらうこと」が大切です。
いくつかフィードバックをもらって何度かブラッシュアップを重ねた後は、自分とは違うスタイルの音楽をやっているミュージシャンにフィードバックをもらうとよいでしょう。
ある程度楽曲が出来上がってきた段階で異なる視点からフィードバックをもらうことで、楽曲に新しい可能性も見えてきます。
自分からフィードバックをもらいに行こう
自分が尊敬するアーティストからフィードバックをもらうことができれば、それはあなたにとって大きな収穫になるでしょう。
自分が好きな楽曲を作った作曲家・プロデューサーの名前を調べて、SNSなどでフィードバックをお願いしてみるのもよいでしょう。
※大物であるほど返事がもらえる可能性は低いですが、やってみることに越したことはありません
またバンドなどライブハウスでパフォーマンスをするアーティストであれば、現地に出向いて直接話しかけてみるのもよいでしょう。
周りに友達や音楽仲間がいない人はどうすればいい?
質のいいフィードバックをもらうには、やはり音楽を熟知している人がいいでしょう。
しかし、気軽に作曲の相談ができる人が周りにいない人も多いでしょう。
このように「フィードバックをもらいたいけど、フィードバックをもらえる友達・音楽仲間がいない」という方は、音楽教室やDTMスクールに通ってみることをおすすめします。
もちろん音楽大学・専門学校でもよいのですが、学費が高額である上に気軽に通えないというデメリットもあります。
DTMスクールや音楽教室であれば、月2~8回程度で気軽に通うことができ、作曲を熟知している先生から自分に合った適切なフィードバックを得ることができます。
※生徒による発表会があり、生徒同士の交流も楽しめるスクールもあります
おすすめのDTMスクール・音楽教室については下記の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください↓
プロの音楽家がやっている習慣5.あらゆるものをキャッチする
プロの音楽家がやっている習慣5つ目は「あらゆるものをキャッチする」です。
グラミー受賞アーティストのバンジョー奏者ベラ・フレックは、スマホが普及する前の時代、出先でメロディーなどのアイデアを思いついたら自宅に留守電をかけてそのアイデアを録音していました。
テイラー・スウィフトも日頃からスマホのボイスメモを使ってアイデアを録音したりメモをしたりして、作曲をするときに見返しています。
せっかく出てきたアイデアも、何もしなければ忘れてしまうでしょう。
そのため、トップアーティストはあらゆるアイデアや情報をしっかりキャッチして、それを音楽活動に生かせるように工夫しているのです。
どのアイデアや情報が、自分の音楽活動でどう生かされるのかはわかりません。
だからこそ、日頃からあらゆるものをキャッチしているのです。
「SECOND BRAIN 時間に追われない知的生産術」という本では、アイデアをどのようにして保管しておくか、そのやり方について解説していますので非常におすすめです。
日本では「メモの魔力」が有名で、メモの仕方や活用方法について解説されています。
深夜1時のアイデアを生かして作られた世界的ヒット曲
数々の世界的ヒット曲をプロデュースしているマックス・マーティンは、ブリトニー・スピアーズの「Hit Me Baby One More Time」のメロディーのアイデアを深夜1時に思いついていたと言います。
深夜1時ですので、もはや何を言っているかわからないような歌い方でボイスメモに録音していたそうです。
こんなとき、そのまま寝てしまえば二度とそのアイデアは出てこなかったかもしれません。
しかし、彼はそれでもボイスメモに可能な限りのアイデアを残したおかげで、あのヒット曲が生まれました。
「どうせ深夜に思いついたアイデアだし、大したものじゃないだろう」「こんな短いフレーズじゃ、作曲に使えないだろう」と捨ててしまうのではなく、「いつか使えるかもしれない」「明日になればブラッシュアップできるかもしれない」という気持ちで、日頃からあらゆる情報をキャッチすることが大切です。
あらゆるものをキャッチするためにも「音楽から離れる」は重要
前述の習慣3で「音楽から離れる」というお話をしました。
これは新しい情報をキャッチするのにとても有効な習慣でもあります。
例えば散歩に出て行ったとき、ふと新しいアイデアを思いつくことがあります。
そのときも、散歩中にふと出た小さなアイデアをそのままにせず、メモしておくことでその後の音楽活動に生かすことができます。
※そのとき制作している曲に使えなくても、もしかしたら今後制作していく楽曲に使えるアイデアかもしれません。
気分転換にランニングをしている間にアイデアを思いついたら、たとえ息切れしていてもゼエゼエしながらボイスメモで録音する心意気が大切です。
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プロの音楽家がやっている習慣6.修正する
プロの音楽家がやっている習慣6つ目は「修正する」です。
多くの作曲家は、ある日パッと思いついたアイデアをそのままリリースしているのではなく、少しずつブラッシュアップして作曲しているでしょう。
優れたプロの作曲家も基本的には曲を発展させながら作っており、「一番最初に思いついたアイデアが、必ずしもベストなアイデアだとは限らない」ということを理解して制作しています。
アメリカのカントリーシンガー R.C.バノン
しかし、そういった修正や変更を繰り返して一歩先に進んだとき、ほとんどの場合はよりよくなっている。
ニュージーランドのシンガーソングライター ニール・フィン
ビートルズの「イエスタデイ」はポール・マッカートニーが作曲していますが、彼も同様に修正を繰り返しています。
夢の中で思いついたメロディーや歌詞のアイデアを、1年かけて修正してあの完成形になりました。
必要なだけ修正を重ねること、今が本当にベストな状態なのかどうかを考えることは、作曲家にとって非常に大切です。
プロの音楽家がやっている習慣7.毎日作曲する
プロの音楽家がやっている習慣7つ目は「毎日作曲する」です。
優れた作曲家になるには、いい曲を1曲書けばいいというわけではありません。
そしてとんでもない努力を重ねなければ、優れた作曲家になることはできません。
音楽のプロはインスピレーションを待たない
「インスピレーションが沸いたから曲が書けた」という話を聞くことがあるでしょう。
それはまるで、机の前に座っていたら女神が降りてきて、いいアイデアを与えてくれることのように聞こえます。
優れた作曲家にはそういう力があるから、本当にそういうことが起こるだろうと思ってしまうほどです。
しかし、実際にはただ座っているだけでインスピレーションが沸いてくることはありません。
優れた作曲家は、インスピレーションが自然に沸いてくるのを待っているのではなく、インスピレーションが沸いてくる行動を取っているからインスピレーションを得ることができるのです。
さらに言えば、もはやインスピレーションさえ必要としていないのです。
そうではない僕たち(プロ)は、仕事場へ出向き、作業に取り掛かるのです。
仕事をするために理想の条件が揃うことをただ待っているだけの作家は、紙に一言も記すことなく死んでいくでしょう。
カナダのシンガーソングライター・小説家・詩人 レナード・コーエン
僕は毎日オフィスに行き、仕事をします。
今日は行かない方がいい・行く気がない・行く必要がないなどと思っていても、です。
オーストラリアのシンガーソングライター ニック・ケイヴ
「今日はそういう気にならない」「今日はなんだかやる気が出ない」という気持ちになることは、作曲家に限らず誰にでもあることでしょう。
しかし何十年ものあいだ第一線で活躍している音楽家を見ていると、自分の状態がどうであれ、毎日作曲しています。
まるでアスリートのように、練習や研究を毎日欠かさず行っています。
「毎日作曲できない人」には2パターンある
「作曲を毎日できない」という人は、大きく分けて2パターンに分けられます。
1つ目は「作曲のための時間を十分に取れない」というパターン、もう1つは「何を作っていいかわからない」というパターンです。
「作曲のための時間を十分に取れない」という人は、「2〜3時間ぐらい確保できれば作曲ができるけど、10分しか自由時間がないから作曲ができない」という人が多いでしょう。
自分が作曲に必要だと思っている分だけ自由時間を確保できないので、もし10分の自由時間があってもその時間を作曲に使うことがありません。
※「10分で作曲する方法がわからないから作らない」「本当はこういう曲を作りたいけど、いま確保できる時間内で作る方法がわからないから作れない」という人もいるかもしれません
「何を作っていいかわからない」という人は、「作曲をしたい気持ちはあるけれど、具体的に作りたいものをイメージしていない」「どこから始めたらいいかわからない」という人が多いでしょう。
毎日作曲できない人におすすめしたいこと
前述の通り、「毎日作曲できない」という人の中には「作曲のための時間を十分に取れない人」と「何を作っていいかわからない人」の2パターンがあります。
このような方におすすめしたいことをそれぞれご紹介します。
「作曲のための時間を十分に取れない人」におすすめしたいこと
毎日2~3時間の自由時間を確保できなくても、10分程度なら確保できるかもしれません。
そして「作曲」というのは、「3~5分の曲を完成させること」でもなければ「DAWを使って作曲すること」でもありません。
「10分で、鼻歌で8小節のメロディーを1つ作る」でも十分な作曲になります。
「2〜3時間ないとダメ」という時間の制約や「DAWを使わなければダメ」という手段・手法の制約、「フルコーラス作らなきゃダメ」という完成の定義を一度捨てて、「10分間で、鼻歌で8小節のメロディーを1つ作る」からはじめてみてください。
「何を作っていいかわからない人」におすすめしたいこと
「何を作っていいかわからない人」には、以下3つをおすすめします。
今週のチャートにランクインしているヒット曲や、自分が好きな曲を完コピしてみる
日本では、X(Twitter)で「#深夜の2時間DTM」というハッシュタグがあります。
主催者の方が、週2~3日ペースでさまざまなお題を出してくれています
自分の作品を添削してもらいながら、スキルアップのための課題をもらうことができます
完コピを利用したオリジナル曲の作り方はこちらの記事で解説しています↓
おすすめのDTM教室についてはこちらにまとめています↓
作曲上達のためにはぜひ当サイト「mizonote」もご活用ください
「作曲のための時間を十分に取れない」という方や「何を作っていいかわからない」という方は、ぜひ当サイト「mizonote」もご活用ください。
「今日はセカンダリードミナントを使ったコード進行を1つ作ってみよう」
「この曲で使われているスネアドラムに対して、このミックスのコツを使ってみよう」
さまざまな事情でDAWを使うのが難しい方や、鼻歌など声に出して作曲をするのが難しい方にもおすすめです。
通勤・通学中にもお読みいただけます。
毎日絶好調な人はいないので、毎日上手く行く必要はない
毎日作曲をしていると、すべてがうまく行っているような絶好調の日がたまにあって、それ以外の日は悩みの連続…と感じるでしょう。
これはみなさんに能力がないからそうなるのではなく、プロであってもそうなのです。
でも、ほとんどの日は何時間もかけないとうまく行かないし、自分のひどいアイデアを聞いて恥ずかしくなったりする。
オーストラリアのシンガーソングライター ニック・ケイヴ
あのエド・シーランは、この苦しい創作活動のプロセスを蛇口の水に例えています。
でもその水を出し続けていると、だんだんキレイな水が出てくるようになる。
作曲も同じで、最初はクソみたいな曲しか作れない。
でもそういうクソみたいな曲を作り続けていると、だんだんいい曲ができるようになってくるんだ。
エド・シーラン
ヒット曲を作るためにプロの音楽家がやっている7つの習慣
以上が「プロの音楽家がやっている7つの習慣」でした。
2.評論家ではなく人類学者のように考える
3.音楽と離れる
4.フィードバックをもらう
5.あらゆるものをキャッチする
6.修正する
7.毎日作曲する
当サイトでは、他にもヒット曲の作り方やプロの音楽家になる方法をまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
※今回の解説に登場したテイラー・スウィフトやエド・シーラン、マックスマーティンに関する記事もあります
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