【DTM】自宅スタジオでやりがちな4つのセッティングの間違い【宅録】
今回はこのような疑問にお答えする内容です。
人によっては、「えっ、これはダメなの?」と驚く項目もあるかもしれません。
よい曲作りのために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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宅録の間違い1.音響を整えずに、とりあえずいいマイクだけ買っておく
宅録でやりがちな間違い1つ目は「音響を整えずに、とりあえずいいマイクだけ買っておく」です。
「いいマイクに何万円も使えばいいサウンドが得られる」というわけではありません。
音響に気を配らないと、それがいいマイクであるがために、さらに部屋の反響音、いらない音を拾ってしまいます。
たとえば、宅録したときに「ボーカルがこもって聞こえるな」と感じることはありませんか?
これは部屋にある4つの壁(平面)によって、いらない反響音と元のボーカルの音が混ざってしまっているのが原因です。
ルームトリートメントについて考えよう
高いマイクを買う前に、まず部屋の音響(ルームトリートメント)をしっかり考えましょう。
ソファや壁掛け、部屋の音響や吸音をしっかり考える方が、高いマイクを買うよりもずっとお手頃です。
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宅録の間違い2.高いスピーカーを買う+間違った置き方をする
宅録でやりがちな間違い2つ目は「高いスピーカーを買う+間違った置き方をする」です。
「よいスピーカーはよいサウンドを出す」と考えるかもしれませんが、普通の家庭のベッドルームでは、何百万もするスピーカーを買う必要はないでしょう。
よいスピーカーには、それ相応の環境(部屋)が必要なのです。
モニターの向きが重要
では、手頃なスピーカーでいいサウンドを得るにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでポイントとなるのが、「モニターの向き」です。
モニターを机の後ろの方の隅にまっすぐ置くと、見栄えはきれいですよね。
しかし、そのスピーカーが本来出せるベストなサウンドは得られません。
音の動きを考えてみよう
音が空気を伝うときのことをイメージしてみてください。
音波はスピーカーからまっすぐ出ます。
最初にぶつかるのが、あなたの耳ではなく部屋の壁だったとしたら…
そうです、スピーカーから出た純粋な音は反射し、さらに反射を繰り返し、音を濁らせてしまいます。
画像:http://arqen.com/acoustics-101/room-setup-speaker-placement/
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宅録の間違い3.デスクにモノを置きすぎる
宅録でやりがちな間違い3つ目は「デスクにモノを置きすぎる」です。
音楽機材をたくさん持っているからといって、それらを常に使えるようにしておく必要はありません。
機材をたくさん持ちすぎていることで、それを使うかどうかに関わらずデスク周りにたくさんのモノを置きすぎてしまい、不要にデスク上を散らかしてしまうことにもつながります。
まずは、本当に必要な機材のスペースを空けるところから始めてみてください。
宅録の間違い4.アンバランスケーブルを使う
宅録でやりがちな間違い4つ目は「アンバランスケーブルを使う」です。
ギターやスピーカーをオーディオインターフェースにつなぐとき、みなさんは「TSケーブル」や「TRSケーブル」を使うでしょう。
「TSケーブル」という言葉は、「Tip」と「Sleeve」という、アンバランスケーブルにおける2つの特徴から来ています。
一方で「TRSケーブル」は、「Tip」「Sleeve」に加えて「Ring(リング)」を追加したものです。
このリングは、バランスケーブルにおいてノイズを軽減する役割があります。
スピーカーに繋いでいるオーディオインターフェースのケーブルは、バランスケーブルを使うようにしましょう。
保管もしっかり
ケーブル類は、きれいできちんと動くものを使い、使うときは丁寧に扱いましょう。
無造作に放置していたり、壊れたケーブルをそのまま放っておくと、重要な場面で適切でないケーブルを使ってしまったり、ケーブルを傷めることにつながります。
しまうときは、ケーブル用のフックを使うとよいでしょう。
以上で解説は終了です。
当サイトでは他にも宅録のコツについてまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
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