【MIX上達方法】もっと早く知りたかった「ミックスのコツ」10選 Part1
- 2024.09.26
- 2024.11.27
- ミキシングのコツ
今回は、Hardcore Music Studioが教える「もっと早く知りたかったミックスのコツ10個」をまとめました。
とプロが後悔するほど大切なことが10個あります。
この記事ではPart1として、1~5個目のコツをご紹介します。
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ミックスのコツ1.怖がらない
1つ目のミックスのコツは「怖がらないこと」です。
ミックスで「怖がる」なんて、そんなことはない…と思うかもしれませんが、EQを大きく動かしたり、コンプレッサーを強めに使ったりしたとき、「本当にこれで大丈夫だろうか?」と思ってしまうことはありませんか?
自分がやっていることに自信がなく、結局またやり直したりすることもあるでしょう。
特に、極端にパラメーターを動かしたり、強めに処理を行ったときは「これはやりすぎだろうか?」と不安になると思います。
しかし、近年の楽曲の多くは(例えばロックなどは)ものすごく処理・加工されていますし、大きく処理をすることは、おかしいことではありません。
「パラメーターをMAXにしても足りないからもう1個プラグインを追加する」…なんてこともあるぐらいです。
理想の音を作ることができるのであれば、どれだけ強く大きく処理をしようとも、リスナーには関係ありません。
そのため、大胆なミックス(処理・加工)をすることになっても、怖がらずにやってみましょう。
ミックスのコツ2.コンプレッサーに頼ることを学ぶ
2つ目のミックスのコツは「コンプレッサーに頼ることを学ぶ」です。
コンプレッサーは、音量調整のためだけでなく「フィーリング」をコントロールすることにも役立ちます。
アタックやリリースをどう変えるとどんな音に変わるのか、コンプレッサーによって違うキャラクターについてなどは、時間をかけて練習しないとわかりません。
しかし、音をどれだけ前に出せるか、逆に後ろに押し出せるか、エネルギーをどれだけ得るか・減らすか、ダイナミクスをどれだけつけるか・減らすか…
コンプレッサーを使うと、非常に多くのことをコントロールできるようになります。
逆に言えば、コンプレッサーを使いこなせないとできない(実現できない)こともたくさんあります。
そのため、コンプレッサーの重要性を理解し、コンプレッサーの使い方をよく学んでおくとよいでしょう。
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ミックスのコツ3.タイトなパフォーマンスとよりよいチューニング
3つ目のミックスのコツは「タイトなパフォーマンスとよりよいチューニングをすること」です。
これは、どちらかと言うとミックスのコツではなく「ミックス前のコツ」と言えます。
僕(Hardcore Musi Studio)は多くのプロフェッショナルのミックスやレコーディングの現場を見てきましたが、どのプロも各テイクからひとつひとつの音にまで、非常に細かく注意を払ってレコーディング・ミックスしていました。
これだけ細かいところにまで気を配るのだと驚きながら、僕はそれ以降、そのプロたちと同じようにレコーディング・ミックスしたところ、ミックスのクオリティが劇的にアップしました。
ボーカルや楽器演奏をレコーディングし、それをミックスする場合は、この「タイトなパフォーマンス=完璧なパフォーマンス」と「よりよいチューニング=正しいピッチ」を意識してみてください。
ミックスのコツ4.いいミックスは「安全」じゃない
4つ目のミックスのコツは「いいミックスは”安全”じゃないことを知ること」です。
多くのエンジニアは完璧なバランスを求め、変に聞こえている周波数帯域がないかなどをチェックするでしょう。
しかし、それでは「つまらない」のです。
たまに何かが飛び抜けていたり、急に静かになったり、ちょっと変な「おっ!?」となるようなところがないと、リスナーの興味は引きつけられません。
そのため、「パーフェクトなバランスを達成したミックス」よりも、「面白くてエネルギーのあるミックス」を目指してみてください。
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ミックスのコツ5.先入観を捨てる
5つ目のミックスのコツは「先入観を捨てること」です。
例えば「このプラグインはナチュラルな音がする」や「このタイプのコンプレッサーはスムーズだ」など、実際の音も聞かずに「これはこういう音になるんだ」と決めつけていることはありませんか?
自分が知っている知識はもちろんあると思いますが、音を聞かずに「これはこうなんだ」と先入観を持って決め付けずにミックスを進めてしまうのは危険でしょう。
例えば僕(Hardcore Musi Studio)の経験では…
ある日、「ドラムのタムにはどのマイクを使うべきだろうか?」を決めなければいけないときがありました。
多くのエンジニアたちはSennheiser社「MD421」を好んでいることを知っていたので、それを使うべきだと思い、このマイクを買って、実際に使ってみました。
ところが、僕はこのマイクで録った音をあまり気に入りませんでした。
最近では、物を買うときにレビューのよさで判断したり、「プロが使っているから」という理由で買う人もいるでしょう。
しかし、必ずしもそれらが正解だとは限りませんので、ご注意ください。
「プロが好んで使っているから正解だ」というのもまた、「先入観」の一つです。
以上でPart1は終了です!
次回は残りの5つのコツをご紹介します↓
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